8 ページ8
ぺ神に連れられ、俺は医務室というところから食堂というところに行くらしい
安全に、と手のひらに乗せてくれるのは構わないが、いつ握り潰されるのかとヒヤヒヤする
縮こまっていると、ぺ神はあるドアをガチャリと開けた
そこには、何人もの人、人、人………
先程自分を見に来た人間もいたが、それ以上に知らない人間がいる
？「あ、起きとる」
？「ほんまに生きとったんか」
俺を知っているかのように話す2人の人間
怖くて目も合わせられない
ひとらんが「おいで」と言うので
ぺ神が俺をひとらんの手に移るように言った
従うしかないので大人しく移る
するとひとらんはふふ、と笑って嬉しそうに俺の頭を撫でた
ひとらんの手は心地が良い……思わず目を細めてしまう程には
？「それで、ソイツは？」
誰かがそう言い放った瞬間、空気がピリッとした
低い声…多分これがバリトンボイスというやつなのだろう
恐る恐る周りの人間を見ると、その視線の先には1人の人間がいた
ブロンドの髪をした、黒い服の男だ
その男は俺をチラッと見るなり、「あの生き物はなんだ」と周りに問い掛ける
空気が重たく感じる
このまま押し潰されてしまうのでは、と思う程重たい、そして冷たい
思わずひとらんの手の中で縮こまると、安心させるようにまた撫でてくれた
そしてひとらんはその重たい空気を纏わせる男に
ht「グル氏、この子が怖がるから」
と言った
あの怖い人間はグルシというのか……
gr「俺は単純な疑問を言っただけだ、それはなんだ？と」
ut「グルちゃん顔が怖いんちゃう？」
今度はグルちゃん……どれが本名？
？「ロボロが言ってた奴やろ？小人」
gr「言ってたか…？」
？「言ったやろ！」
”天”と書かれた布を着けた人間が大声をあげると、それにつられるように周りも騒ぎ出した
…………五月蝿い
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1064人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おつきみ(プロフ) - キョウカさん» 強く生きて下さい……ありがとうございます！頑張ります (2020年6月21日 22時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
キョウカ - めっちゃ好きです。最高すぎて死にそうになってます。これからも更新頑張ってください！(*ﾟ∀ﾟ*) (2020年6月19日 17時) (レス) id: 55179ec1e4 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 暁レイさん» これからも存在していきますありがとうございます!!!!!!頑張ります〜 (2020年6月19日 13時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
暁レイ(プロフ) - あぁ…もう最高。ホント更新ありがとうございます。ストーリーの流れも大好き。…存在してくれてありがとうございます本当に。大好きです。これからも頑張ってください。 (2020年6月19日 1時) (レス) id: 66062cdea4 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 不透明さん» ありがとうございます！頑張ります〜！ (2020年6月16日 13時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おつきみ
| 作成日時：2020年5月29日 20時
