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『寝れない……』
余命宣告受けてから1週間が経ってしまった
だんだん皆も受け入れて来ているようで、普段通り接してくれる
……ある1人を除いては
『まだ起きてるかもな……』
ランタンを付け、長い廊下を歩く
俺は寝るときにパジャマを着る派なので、呑気にもパジャマ姿で城内を歩いているわけだ
うーん…やっぱりVIPは上裸で寝てるのかな
なんてくだらないことを考えつつ、幹部しか知らない抜け道を通っていく
この先には監視室があって
ロボロがいる
コンコン、とノックをすれば
中から短い返事が返ってきた
『邪魔するで〜』
rbr「邪魔するなら帰っ……て…………」
『お、やっぱり起きてた』
ヘラッと笑ってみせれば、ロボロは自ら顔に付けている布を取ってくれた
顔を見て話しても良い、ということだろうか
rbr「…どしたんこんな時間に」
『なんか全然眠くなくてさぁ〜』
rbr「風邪引くで？」
『この部屋温かいから多分大丈夫！』
rbr「……うん」
こちらを見るロボロの目元には隈が出来ている
きっとまた徹夜でモニターを見ているのだろう……それとも、俺のせいだろうか
rbr「A…身体の調子はどうや？」
『え』
ロボロがそんなことを聞いてくるなんて珍しいな
『うーん、何ともない…普通』
rbr「…そっかぁ」
『はは、そんなに心配？』
rbr「当たり前やん」
親友なんやから
ロボロとは幼い頃から一緒だった
俺は日本でロボロはアメリカ出身だけど、今の時代そんなことはあまり関係なくて
どの国に行っても、色んな国の人がいる
俺は日本からアメリカに引っ越した時にロボロと出会って、それからずっと一緒だった
だから、幼馴染みで親友
ずっと一緒だったからこそ、ロボロには今回のことが深く刺さってしまったのだと思う
俺だって、これからも一緒にいたかったよ
でもさ
『仕方ないよ
……受け入れよう？ね？』
rbr「…わかっとる」
『顔がわかってない！』
ごめんなロボロ
先に逝くわ
俺が死ぬまで
あと93日
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りと - osさんとぺﾈ申の会話からパズルがハマってその時点で泣き始めました()でもまさか四体目とは…そこでキリを付ける決断はきっと辛かったんだろうなあ…。久しぶりにここまで泣きました、素敵な作品を有難う御座います！言いたいことありすぎるので一言。最っ高でした！！ (3月6日 20時) (
レス) @page46 id: 7e83a7f497 (このIDを非表示/違反報告)
もっちり - 最初から私達が見てたのは三年前に死んだ主人公の4台目のクローンだったって言うのも凄いですし、ああこうなってたのかって物凄く感動しました。 (10月22日 4時) (レス) @page46 id: f2027ed8e3 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 最高、、． (2023年4月24日 19時) (レス) @page46 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - 泣くの我慢した。でも我慢できんかった。…泣いた。切ないけど、とても、綺麗で、美しい物語でした。伏線等の表現の仕方も上手で綺麗で読んでいて面白かったです。この小説に出会えてよかった！ (2023年2月18日 22時) (レス) @page41 id: 220c7b8121 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨 - こんなに美しい物語初めてです…ほんっとに面白かったです , 出逢えて良かった , ありがとうございました (2022年10月21日 23時) (レス) @page46 id: 2bdf2c8d34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年12月27日 0時
