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トントンの眼鏡を買うため、俺はトントンを連れて眼鏡屋に足を運んだ

どうやら度が合わなくなってきてしまったらしい


俺は眼鏡をかけたことがないからわからないが、見えないのは辛いだろう






tn「すまんA…付き合ってもろて」

『構わん、どうせ行きたいところもなかったしな』

tn「……それなのに、城下町に来たんか?」

『まぁ、ひとらんは用があったし…それに、ずっと屋敷にいるのもつまらんだろう?』


tn「…そっか、ありがとうな」



視力検査をして度を確かめたあと、フレームを選んで定員がレンズと合わせている最中だそうで

今はそれの待ち時間


すぐに終わる、と言われたのでその場で待機していた






『コンタクトとかいうものがあるんだろう?それにはしないのか?』


……まぁ、俺なら絶対にしないが

あんな得体の知れないガラスを目に入れるなんて…訳がわからん




tn「眼鏡の方が使い慣れとるしな」


サンプルの眼鏡を手に取って見ながら、トントンはそう答えた

確かに、トントンが眼鏡をかけていないところは想像が出来ない









tn「Aは裸眼よな?目が良いんは羨ましいわ…」

『少なくとも1.5はある』

tn「分けてくれ……」


「お客様、お待たせ致しました」





話していると、定員が戻ってきた

クッションのようなものに、大切そうに注文したものが置かれている


ありがとう、と言ってトントンにかけるよう促せば

おぉ……と言って嬉しそうな声をあげていた






tn「めっちゃ軽いし…見やすいわ…!」

『では、会計を』

「かしこまりました」



納得した様子を見て、それを購入した

予備は買わないのかと聞けば、今までの奴を予備にするわ、と返される



tn「ありがとう…ちゃんと、金は返す」

『そうだな、その前にまず国を建ててくれ』

tn「……そのことなんやけどさ」

『?』






店を出るなり、少し歩いたところでトントンが立ち止まってしまった

それに合わせて俺も足を止める









 
 
 
 
 
 
 
 
tn「………やっぱり、また国を作るんは無理やと思うねん」

『………………』

tn「確かにあの頃は楽しかった…そんで、今も

  なんにせよ、Aに金は絶対に返さなアカン









  でも









 
 
 国を建てたら、そんな余裕無くなってまう

 Aを待たせ続けるだけやんか」

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おつきみ(プロフ) - 米さん» ありがとうございます……えへ (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - KAINkunさん» 修正致しました。ありがとうございます! (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
KAINkun - 141ページの「予備」の字が「呼び」になってますよ (2020年11月7日 15時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
- 朝起きて着替えもせず、すぐにこの小説を読んでしまう、米です!何故こんな素晴らしい作品を作れるのですか…?!おつきみ様の作品…神…!!!! (2020年7月5日 9時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - あららさん» 毎日!?ありがとうございます… 小説を書くコツは、自分も素人なのでこれといって思いつきませんが、色々な方の小説を読んで日々学習しています!お互いに楽しみながら頑張りましょう……! (2019年8月28日 11時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おつきみ | 作成日時:2019年8月15日 11時

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