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ゾムside(続き)
zm「…………」
？「…………」
人影は何も声を発すること無く、ただこちらに向かってくる
走って逃げることは出来ひん…もう、戦うしか……！
かじかんだ手にムチを打ちつつ、俺は銃口を相手へと向ける
zm「…お前、ショッピ君や無いな？」
？「……………………」
zm「来るな！…撃たれたいんか？」
？「……ゾム？」
zm「…………は？」
？「その声…ゾムだよな？」
ni「何してんだ？こんな吹雪の中……」
zm「……！兄さん！」
ni「うわ！ちょっ……銃向けないで…」
zm「あ…す、すまん……」
だいぶ近付いて来たところで、やっと人影の正体がわかった
兄さんや
残念ながらショッピ君や無かったけど、敵じゃ無かっただけでも十分ありがたい
ni「……馬？」
zm「あ！そ、そうや……！Aが……ｯ……！」
ni「A？」
zm「助けてくれ！」
俺が慌てた様子でいたからか、兄さんはびっくりしとったけど
今はそれどころやない
兄さんの腕を掴み、すぐに助けを求めた
きっと、兄さんなら助けてくれる
ni「………！ちょ…体が冷え切ってる！
早くどこか温かい場所に行かないと…」
zm「それが…ショッピ君とグルッペンが近くにおるはずやねん！合流せんと！」
ni「は？グルッペン！？情報が追いつかないんだけど！」
zm「あとで説明するから！頼む！」
世話しない会話と共に
俺は兄さんに連れられ、なんとか森を出ることが出来た
結局、道中にショッピ君達と合流出来なくて
それだけが心残り
……でも、あのままあんなところにいたら
Aの命も、危なかった
ひとまず温かい場所……宿屋に着き
部屋にある暖炉の前で椅子に座った
zm「…ありがとう、兄さん」
ni「ううん、あれくらい当然だよ」
体中に付いた雪を手で払いながら、兄さんは笑いかけてくれる
………ほんまに、助かった
ni「ショッピ君達もきっとどこか安全な場所にいるはずだよ
大丈夫だから……そんな顔するな」
zm「…………おん」
ni「人のことも良いけど、ゾムだって体冷え切ってたじゃないか
ちゃんと温まって、雪が止んだらまた探しに行けば良い」
な？と言ってくる兄さんに対して、俺は頷くことしか出来なかった
……頼む
無事でいてくれ
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おつきみ(プロフ) - 米さん» ありがとうございます……えへ (2020年12月1日 1時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - KAINkunさん» 修正致しました。ありがとうございます！ (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
KAINkun - 141ページの「予備」の字が「呼び」になってますよ (2020年11月7日 15時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 朝起きて着替えもせず、すぐにこの小説を読んでしまう、米です！何故こんな素晴らしい作品を作れるのですか…？！おつきみ様の作品…神…！！！！ (2020年7月5日 9時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - あららさん» 毎日！？ありがとうございます… 小説を書くコツは、自分も素人なのでこれといって思いつきませんが、色々な方の小説を読んで日々学習しています！お互いに楽しみながら頑張りましょう……！ (2019年8月28日 11時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年8月15日 11時
