117 ページ18
〜…………
＿＿＿……
＿＿……？……
何やら話し声がする
それと、2人分の人の気配
『……』
ゆっくりと目を開ければ
目の前には見慣れない天井があった
声の主は…ゾム……それから
ni「……あ！良かった…起きた」
『………なんで、ここに…？』
ni「仕事の途中で2人を見つけて……まぁ、まずは傷口見せてね」
そう言うと、俺をゆっくりと起き上がらせ服を脱ぐように言われる
言われるがまま上の服を脱げば、綺麗に腹部と左肩に包帯が巻かれていた
兄さんが巻いてくれたのだろうか
ni「……とりあえず、血は止まったみたいだね
痛みは？」
『…いや、問題ない』
ni「じゃあ触ってもいいの？」
『…ｯ！……それは、よしてくれ』
ni「いい加減やせ我慢はやめなって！……ちゃんと心配させてな？」
zm「そうやで！……体冷たくなってて……もう…助からんのや無いかって………」
『それは…すまなかった』
辺りを見渡してみると
どこかの宿のようで
……ショッピとグルッペン･フューラーの姿は見当たらない
『……他の、2人は？』
zm「吹雪が凄くて合流出来んかってん……」
『そう、か………』
ゾムの暗い表情を見て、それ以上なにかを言うのはやめた
きっと俺のために探すのを断念し、ここまで運んでくれたのだろうから
俺が………気絶さえしなければ
ni「グルッペンのこと、ゾムから聞いたよ？……助けてくれたんだってね」
『……まぁ、一応はな』
ni「ありがとう……それと、ごめん」
『…？』
ni「結局俺は、なんの役にも立てなかったね…」
落ち込んだ様子の兄さん
……そんなことはないと、声をかけたいのに
起きて段々意識がはっきりしてくるにつれ、腹部の痛みが強まっていく
『………ｯ』
zm「痛み止め飲みや？少しは楽になるで」
『……ありがとう』
ゾムから手渡された痛み止めを飲み
安静にしていろ、と言われたので大人しくまたベッドに潜った
……ショッピ達のことが心配だ
早く、探しに行かないと………
そんな思いとは裏腹に、瞼が重たくなってくるのを感じた
……薬の副作用で、眠たくなってきたのか
それに逆らえるはずも無く…俺は目を閉じた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1601人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おつきみ(プロフ) - 米さん» ありがとうございます……えへ (2020年12月1日 1時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - KAINkunさん» 修正致しました。ありがとうございます！ (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
KAINkun - 141ページの「予備」の字が「呼び」になってますよ (2020年11月7日 15時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 朝起きて着替えもせず、すぐにこの小説を読んでしまう、米です！何故こんな素晴らしい作品を作れるのですか…？！おつきみ様の作品…神…！！！！ (2020年7月5日 9時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - あららさん» 毎日！？ありがとうございます… 小説を書くコツは、自分も素人なのでこれといって思いつきませんが、色々な方の小説を読んで日々学習しています！お互いに楽しみながら頑張りましょう……！ (2019年8月28日 11時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年8月15日 11時
