【wrwrd!】年下の彼らの面倒を見る(男主) (ページ40)

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退院3日前

今日も病院に寄った

学校の帰りに

コンコン

tn「どうぞ～」

『失礼するよ』

tn「あ！Aさん！」

俺が来ると、嬉しそうにしてくれるトントン君

少し照れる…

しばらく、世間話をした

昨日は誰々が来てこうだった、とか

病院のご飯の感想とか

意外にも彼の精神は安定していた

ように見えた

　

『…トントン君さ…』

tn「…？はい」

今日はこの話をするために来た

『…退院したあとは

　どうするつもり？』

tn「え…」

『君を引き取ってくれる親戚はいないと聞いた

　グルッペンのお母さんが君を引き取るつもりみたいだけど

　それって結構、苦しいんじゃないの？』

結構ガチめなことを言ってしまった

上手い言い回しをしてあげられないのが申し訳ない

tn「…俺は…
　一人で暮らすつもりです…」

『は…』

tn「半年ほど一人暮らししてたようなもんですし

　きっとこれからも同じようにやれば、上手くいきます

　だから大丈夫ですよ」

トントン君の目からは

もう2度と希望を見せないでくれ

どうせなにもしてくれないのだろ

そう言っているように見えた

俺の…思い込みだが

『トントン君が良ければ

　俺と、住まない？』