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古田「先生、わざわざすみません。」
今村「いやいや、僕こそ送り迎えまでしていただいてすみません・・・・」
古田「娘のことなので・・・・」
「大丈夫だし。」
古田「寝れてないんだろ?診てもらった方がいいよ。」
最悪。体育のことで面談。挙句の果てに病院まで連れていかれた。
ほっといてほしい。
栗「古田Aさ〜ん。どうぞ〜」
呼ばれた。もういい。帰りたい・・・・
栗「じゃあ、ここ座ってな?
担当の栗山です。」
伊賀「心理士の伊賀です。緊張してるかな?」
「大丈夫です。」
栗「我慢強いのか〜すごいな!でも正直に言ってもいいんだよ。
栗山先生かっこよすぎて緊張してますとか。笑」
古田「・・・・」
今村「あ・・・・はは・・・・」
結構陽気な先生。
伊賀「冗談はやめたほうがいいですよ。栗山先生。笑」
栗「冗談はさておいて、寝れてないんですね?それは辛いな。
何日ぐらいですか?」
「・・・・」
話したくない。
古田「1週間ですかね。夜中ちょくちょく置きます。ここ何日か30分以上寝続けたことないかも。」
お父さん、余計なこと言うな。
栗「そっか、そっか。
じゃあ、Aさんはここに残って僕と。お父さんと先生ですか?」
今村「担任です。」
栗「そうですか。じゃあ、別室で伊賀と話してもらいますね。」
伊賀「どうぞ、こちらへ。」
栗「そっか、そっか。何か好きなことあんの?」
「絵を描くこと。」
栗「芸術的でいいな〜
得意な絵とかあんの?」
「う〜ん・・・・動物です。」
いろいろ聞かれたけど、趣味のことばっかりだった。
薬を出されて飲むことになってしまった。
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作者名:さくらさん | 作成日時:2017年5月10日 19時