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「えっと……せっかく舘様が作ったやつもらってええの？」
青「いいよ別に。俺、毎日食ってるし。」
それじゃあ、ええか。
「いっただっきまーす！！」
青「相変わらずうるせぇ。」
１口食べただけで分かる。
舘様めっちゃ料理上手や。
「俺のより全然美味しいやん！こんなん毎日食べれるとか翔太くん羨ましすぎるで。」
青「そう？俺料理全くやんねぇから、よく分からん。」
「とりあえず翔太くんはもっと舘様に感謝しいや。」
これ作るのどんだけ時間かかるんやろ。
それから一瞬でお弁当を完食した俺は、ひとまずグミを渡すことにした。
「翔太くん。これあげる。」
青「なに？…………グミ？マジで！！」
そんな急にテンション上がるもんなん？
やっすい小さめの袋１つやで？
翔太くんのスイッチよぉ分からんわぁ。
青「でも俺グミ好きなんて言ったことないよな？」
「実は引っ越してきた日にスーパー行ったんよ。そしたら偶然、舘様に会って。大量のグミ買ってたからもしかしたらって。」
青「何それ。初耳。涼太何も言ってなかったよ。でも涼太が食べるとは思わなかったんだ？」
「んー？なんやろ。舘様とグミって合わへんというか何というか。」
青「なんだそれ。」
そう言うて爆笑しとるんやけど。
やっぱり分からんで。翔太くん。
そこでチャイム鳴ったから今日の所は解散したんやけど、皆の言うてる翔太くんと、俺が話してる翔太くんって違うんよなぁ。
確かに最初はちょっと怖かったけど喋ったら普通やし。
不良の感じもないし。
心は開いてるか分からんけど向こうからも喋ってくれるし。
このままいけば９人で集まれる日も近いんちゃう？
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作者名：スノードロップ | 作成日時：2020年7月15日 23時
