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翔太くんの話を静かに聞いてたんやけど、途中から涙止まらんくなってもうてたわ。
目の前で親が死んでるの見るってどんな気持ちなんやろ？
流石にそれは体験した事ないわぁ。
俺の親ちゃんと生きてるんやで。
「話してくれてありがとうな。」
青「お前、泣きすぎだろ。」
「やって……まさかこんな話になるとか思わんもん。」
赤「翔太お疲れ様。康二も。」
ちょうどええタイミングで舘様が飲み物くれたわ。
ココアって落ち着くよね。
「んーでも、やっぱり分からん事あるなぁ。」
赤「なに？」
「翔太くんが昔、不良やったとか聞いたんやけど。」
赤「あぁ。それは人見知りのせいで話さないから怖がられてただけ。」
青「別に涼太が居れば問題なかったし。」
「けど人見知りの割には部活入っとるやんな？」
青「１年のときは全員入るのが絶対だったんだよ。」
赤「まだ退部届け出してないから俺がふっかに怒られるんだけど。」
青「気が向いたら行くよ。バスケは好きだし。」
そういえば、ふっかさんよぉ怒っとるな。
翔太が来ないから、舘様呼ぶしかないじゃんって１日１回は聞いとる気するわ。
「じゃあモテるってゆうのは？高嶺の花やって言われとるんやろ。」
青「なんだそれ。」
「あれ？ちゃうの？」
赤「自覚ないだけだよ。実際、話しかけずらいだけで人気はあるんだけど。」
青「なにそれ。聞いてねぇんだけど？」
赤「言っても信じないでしょ。」
確かに翔太くん鈍感そうやもんなぁ。
まわりに興味もなさそうやし。
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作者名：スノードロップ | 作成日時：2020年7月15日 23時
