-C loves you- (ページ6)

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ダグは涙をふいて

ダグラス｢この話はやめやめ｡また後でゆっくり話すとして開店準備しようぜ｣

『だね』

私も流れた涙を手で拭き取る

ダグラス｢なぁ､今日のオススメは何にするんだ｣

『どうしよう』

『そうね』

木曜日だしあと1日踏ん張るのに甘い物っていいよね

『スコーンとソーセージロールにしようかな』

食パン(ホワイトブレッド)にイングリッシュマフィン(マフィン)､オススメのスコーンとソーセージロール､"看板商品のブラウニー"は沢山作る

他にも色んなパンを作っていく｡あっという間に時間が経っていて時計の針が7時を指そうとしていた

『やばいやばい､お店開けなきゃ』

ダグ｢もうそんな時間か｣

ダグも私もスピードをあげて開店準備をする

オススメ商品を書いた黒板スタンドを持って店の前に出る

7時前だと言うのに沢山の人達が並んでいた

今日もパン沢山売れそう

早く開店しないと

店の中に戻ってダグに声をかける

OKサインも出たからドアにかけてある看板をCLOSEからOPENへと変える

あっという間に店内は､お客さんで埋め尽くされた

息をつく暇もなく商品を売っては追加していく

看板商品のブラウニーも残り少なくなっていてダグに任せてまた新しいものを作る

時計を見ると13時をすぎていて

厨房から出てダグに休憩するよう促す

ダグは､躊躇っていたけど

『これぐらいなら1人でもなんとかなる』

と言い、無理矢理レジへ入ってダグを押し出した

しばらくすると客足も落ち着いてきた。今の間に厨房に行って追加するものをとってこようかな

そう思い、厨房に行くとダグがコーヒー片手に3人で撮った写真を難しい顔して見ていた

『ダグ？』

心配になって声を掛けると私が来たことを気づいていなかったのか驚いていた

ダグラス｢どうした？何かあったか｣

『ううん｡追加のパン取りに来ただけよ』

ダグラス｢そうか｡もう休憩あがるからアリシアも入りなよ｣

『うん｡ありがとう』

『じゃあ､これだけ追加してくるね』

保温していたソーセージロールを持って厨房から出る

ダグの方こそ大丈夫かしら