-C loves you- (ページ4)

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課題が開始して数十分がたったところで

赤い花火ひとつ打ち上がる

セドリックじゃないよね

自ずと手に力が入る

すると

ダグラス｢大丈夫｡セドリックは､順調に進んでるさ｣

そう言って隣に座っていたダグが優しく手を握ってくれた

『うん』

帰ってきたのは､フラー・デラクールでセドリックじゃなかった｡

セドリックじゃなくて良かったと思う反面少しでも早く帰ってきて欲しいと願う

その後もビクトール・クラムがケガして戻ってきてマダムポンフリー達に手当されていた

それから何分たったんだろう

一向にセドリックとハリーが帰ってくる気配がない

嫌な予感が脳裏を走る

以前にもこのトーナメント(大会)で命を落とした選手は､いる

お願い｡セドリック帰ってきて

無事に帰ってくるよう祈り続けると

ハリーが優勝カップを持ってセドリックと帰ってきた

客席で歓声が広がるも私は､すぐには喜べなかった

一向に立とうしないセドリック

2人の様子を見て叫ぶフラー

私は､まさかと思い客席を飛び出して2人の元に駆け寄よった

ダグラス｢アリシア！｣

2人の元にいくとあまりの光景に頭が追いつかず口元を押さえることしか出来なかった

ダグラス｢アリシア｡っておい...嘘だろ｣

駆け付けきたダグもこの光景を認識したようで唖然とした顔でハリーとセドリックを見ていた

ハリーは､校長先生に促させるも離れる様子はなく離れることを拒み続けていた

『そんな...セドリックっ』

ダグラス｢おい､アリシア｣

腰が抜けてその場に膝から崩れ落ちた

ねぇなんで

どうして

セドリックなの...

ダグに支えられ立ち上がる

『ありがとう｡ダグ』

ダグの顔は､涙でペイントがぐしゃっとなっていた

他にも周りを見渡すと沢山の人が集まっていてみんな悲しい顔や辛そうな顔をしていた｡

あの時､ちゃんとセドリックのこと引き留めておけばきっとこんなことにはならなかったはず

きっと...私のせいだ

あの時､ちゃんと引き止めていればきっと

ここにいたはず

『全然大丈夫じゃ

ｯｯ。ないじゃない』

セドリックやエイモスさん､悲しむみんなの顔や姿を見ていれなくてその場から逃げ出した

ダグラス｢おいっアリシア！｣