俺の両親は【朔間凛月】

俺が７歳のとき ページ9

今日は小学校の入学式。




お父さんはお仕事だから、お母さんだけが来てくれる。




お父さんにも来てほしかったなぁ。











A「むっちゃん行くよ〜！」






おれはお母さんと車に乗った。



















A「むっちゃんお疲れ様。



いいお返事できてて偉かったよ〜！」




夢月「えへへ♪」








入学式が終わったら、お母さんに褒められた。










　 「あっ！あの子だ！！」



　 「え！？嘘、まじで！？」

















　 「朔間凛月の子供！！」












おっきいおねぇちゃんたちがこっちに向かって走ってきた。



怖くてお母さんの後ろに隠れる。









　 「うわっ、めっちゃ似てる！」




　 「てことはこの人、朔間凛月の奥さん？？」




　 「きれー！！うちのお母さんよりも美人さん！！」







するとお母さんは、おれの頭をぽんぽんたたいた。





A「こんにちは。



凛月さんを知ってくれていて嬉しいです。








…むっちゃん、大丈夫だから出てきなさい。」









おれはお母さんの前に出た。








A「…自己紹介しようね。」










夢月「…さくまむつきです。



よろしくね…。」






恥ずかしい。











　 「むつきくんって言うの！よろしくね！」








おねぇちゃんたちはニコって笑ってくれた。




嬉しくなって、お母さんを見上げる。












A「偉いよ。



頑張ったね。」







頭をなでてくれた。



















夢月「いっちねんせーになったーら♪」





お母さんと手を繋いで校門を出た。







夢月「あれ？お母さん車は？」







車に乗って帰るんじゃないの？



















　 「だ〜れだ♪」












目の前が真っ暗。





この声…







夢月「お父さんだっ！」




凛月「正解♪」








気がついたらお父さんに抱っこされていた。







夢月「お仕事は？」



凛月「抜けてきちゃった♡」






夢月「え、さぼり？」




凛月「むっちゃんどこで覚えたのそんな言葉。」







友達に教えてもらった。













凛月「折角だから、家族で写真撮りたいもんね〜♪



てことで助っ人ま〜くん参上♪」



真緒「ったく…。」






ま〜くんもいたんだ！















真緒「は〜い、もう少し寄って！



そうそう！






んじゃ、夢月、入学おめでとう！」








パシャッ

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