軌跡4 ページ4
あれから紗理ちゃんと練習を少ししてからトレーニングをして2人でホテルに戻ってきた
誰かと一緒の部屋なのは久しぶりだから少し楽しみ
A「あ〜、疲れた〜!」
紗理奈「程々にしなっていったのに聞かないからだよ」
A「紗理ちゃんも最後の方ガチだったじゃんか」
紗理奈「あれは仕方ないと思う」
A「あとでロシアのお土産あげるね〜」
紗理奈「嬉しいけど、Aのセンス変わってるからちょっと怖いな笑 大学の長期休みとかに修行に行ってるんでしょ?」
A「失礼だな笑 そだよ、めっちゃしごかれてるよ」
くだらない話をしながら明日の準備を2人でする
A「1試合でも多く勝とうね!」
紗理奈「あたりまえ!」
こうして帰国初日の夜は更けていった
紗理奈「A!朝だよ!起きて!!」
A「うーーん ……ぉはよ ……ZZZ」
紗理奈「起きたと思った瞬間寝るんじゃないよ!」
紗理ちゃんから容赦なくしばかれて目が覚める
愛が痛いです、先生!なんて思ってると
紗理奈「記者会見あるんだからもっとシャキッとしなよ」
私のここ最近で1番の試練を思い出させてくる
A「朝から憂鬱なこと思い出させないでよ…(泣)」
大丈夫!じゃないのよ あなた程メディア慣れしてないし、そもそも前からあんまりインタビューとかされるの得意じゃないって知ってるでしょ(泣)
紗理奈「ごめんって笑 私もいるし、先輩たちもいるから頑張ろ? あとで好きなもの買ってあげるから」
……紗理ちゃんの中では私は小さい子供か何かなの?
そんな物で釣られるはず
ない、、よね??
……ないはず
自信がなくなってきた自分自身が悲しいけど紗理ちゃんや先輩たちが一緒にいてくれることは素直に嬉しいし、心強い
今日の準備を2人でしながら明日から始まる合宿に思いを馳せる
これから自分の周りが今まで以上に色付いてみえるなんてこの時の私はまだ知らない
A「ねえ、私の靴下知らない??」
紗理奈「私が知ってると思うの?? Aはほんとに赤ちゃんだよね 洗面所じゃない?」
A「あ、あった〜 ママあったよ〜」
なんて報告してくる、ほんとに呆れちゃうんだから
そんなダメダメなところも慣れてきている私は重症なのだろうかと考える
こんなのでもコートに入れば雰囲気がガラっと変わってスーパープレーをするんだから人は見かけによらないって本当にいうよね
小さい子供でもないその上をいく165cmの赤ちゃん
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な(プロフ) - コメントありがとうございます!忙しくて更新できてないですが頑張って更新していこうと思います とっても励みになります(*˘︶˘*).。.:*♡ (12月28日 20時) (レス) id: a30c48fe6a (このIDを非表示/違反報告)
えにゃん(プロフ) - 何回も見るほど好きな小説です!!更新楽しみに待ってます(。•ㅅ•。)♡ (12月21日 15時) (レス) id: e67d1365d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な | 作成日時:2023年10月28日 20時