軌跡22 ページ22
石川「わー、大きい!」
小野寺「楽しみだねぇ」
柳田「どこから行く?」
山内「俺、いろいろ見たいものあるわ」
関田「何買うんだっけ?」
高橋「荷物は俺が持ちますよ!」
久原「買い物なんて久しぶりやわぁ」
A「……うわぁ、めっちゃ目立っちゃってるよ…紗理ちゃん、あの人たちに近づかないとダメ?私、無理なんだけど…」
紗理奈「近づかないといけないんだろうけど、私だってできるなら近づきたくない…」
皆さん、おはようございます Aです
私と紗理ちゃんの目の前には大きなショッピングモールと、それはもう周りに目立ちに目立ちまくっている背の高すぎる人たち
……なぜ皆でこんな所に来ているかって?それは遡ること数日前の夜
ぐいぐいと妙に押しが強い先輩たち3人に名前を呼べと言われ
A「……マサさん、ヤマさん、関さん…これでいいですか?」
柳・山・関「うん」
満足そうな顔で頷く3人を見て納得してくれたかとほっとする
残りの課題も片付けようとしていると、ずっと固まっていた祐希さんもやっと動き始めたようで
石川「…Aちゃん、さっきは勝手に顔触っちゃってごめんね?」
少しもじもじしながら隣の席に戻ってきて様子を伺ってくる
「全然気にしてないですよ?」と返すとちょっと微妙な顔になるのはなんでなんですか??
課題を頑張っている組とそれを見ながら談笑をしつつ助言をくれる大人組
A「うーん、分からん あ、そうだ健太郎さーん!」
高橋「は、はいぃ!…うぇえ?…俺???」
どうしても解けない問題があって、関さんと話していた同じ大学の先輩の健太郎さんを呼んでみると戸惑いながらこっちに来てくれる
A「この問題分かりますか?」
苦笑しながらそう聞くと、「うーん」と真剣になって見てくれる
高橋「…ごめん!俺これ分かんないわ マサさん助けて!」
健太郎さんも分かんなかったのかマサさん呼んでいる
柳田「健太郎、何?」
高橋「Aちゃんがこの問題分かんないらしいですけど、分かります?」
柳田「ふーん、この問題を教えてあげればいいの? 」
「いいけど?」と私を見ながらニヤッと笑うマサさん、なんでか良くないことが起こりそうで身震いする
柳田「教えてあげるけど、条件付き 今度のオフの時俺の買い物に付き合って?」
少し小首を傾げながら「どうする?」なんてあざとく聞いてくるマサさん
買い物には元々行くつもりだしなとか、教えてもらえないと課題終わらないしなとか、諸々を天秤にかけた結果
A「……お願いします…」
柳田「よし、決まりだな」
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な(プロフ) - コメントありがとうございます!忙しくて更新できてないですが頑張って更新していこうと思います とっても励みになります(*˘︶˘*).。.:*♡ (12月28日 20時) (レス) id: a30c48fe6a (このIDを非表示/違反報告)
えにゃん(プロフ) - 何回も見るほど好きな小説です!!更新楽しみに待ってます(。•ㅅ•。)♡ (12月21日 15時) (レス) id: e67d1365d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な | 作成日時:2023年10月28日 20時