軌跡21 ページ21
ほわほわと周りに花でも飛ばしていそうな雰囲気の翼さんと一緒にカフェテリアに戻ってくると、祐希さんと太志さんしかいなかったのに人口密度が増えていた
石川「2人ともどこ行ってたの？」
A「飲み物買いに行ったんですけど、翼さんにお茶を買ってもらっちゃいました」
翼さんに買ってもらったお茶を見せながら説明すると
小野寺「あれ〜？翼さんもついに名前を呼んでもらえたんですね」
久原「そうなんよ〜、お願いしたら呼んでくれた！」
何故かドヤ顔で太志さんに自慢する翼さん
石川「えー！俺も一緒に行きたかった！」
A「今度は一緒に行きましょうね」
飲み物を買いに行っただけなのに一緒に行きたかったと少し拗ねている祐希さん、その姿が子供みたいで
A「ふふっ…ふふふ…んんっ 今度は一緒に行きましょうね笑」
笑っているのを隠そうとするけど、バレているみたいで
石川「……もぉ、Aちゃん笑わないでよ あと、その顔だめ …可愛すぎるから(ボソッ) 」
ボソボソと呟いた後、祐希さんの大きな手で顔を覆われてしまう
視界が遮られて、顔を包んでいる手のひらの温かさに思わず頬をすりすりと寄せてしまう
石川「……っっっ！………」
息を呑んだような声が聞こえるけど、相変わらず手のひらはそのままの状態でそろそろ離してくれないかな？と思っていると
関田「……………………」ぐいっ
誰かに肩を掴まれて後ろに引かれる
今まで顔を覆っていた手のひらがいきなり無くなり眩しさで目が眩む
光に慣れてきた目で周りを見ると、ポカンとした表情で口を開けて固まっている祐希さんと後ろから私の肩を掴んでいる関田さん
関田「ほら、こっち」
ずっと固まったままの祐希さんが気になって心配になってきていると、関さんに手を引かれさっきまで座っていた席に連れていかれる
関田「…今は特に祐希だけど、他の連中にさっきみたいなことされたら嫌がんないとダメだぞ？」
A「？？？……はい、分かりました？ありがとうございます、関田さん」
関田「………絶対分かってねぇな」
ため息をつきながら頭を撫でてくれる関田さん
先輩たちはよく頭を撫でてくれるなと思いながら撫でられていると
柳田「ねぇ、俺たちも全員下の名前かあだ名で呼んでよ」
いつの間にか隣にいた柳田さんが突然お願いをしてくる
山内「もう祐希と太志と翼は呼んでるんでしょ？」
「ほら、マサさんって言いなよ」「ヤマさんって言ってみな？」とぐいぐい押しが強い2人
関田「…俺も関さんって呼んで」
…関田さんまで
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な(プロフ) - コメントありがとうございます！忙しくて更新できてないですが頑張って更新していこうと思います とっても励みになります(*˘︶˘*).｡.:*♡ (12月28日 20時) (
レス) id: a30c48fe6a (このIDを非表示/違反報告)
えにゃん(プロフ) - 何回も見るほど好きな小説です！！更新楽しみに待ってます(｡•ㅅ•｡)♡ (12月21日 15時) (レス) id: e67d1365d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2023年10月28日 20時
