軌跡11 ページ11
A「…小さくないです」
ニヤニヤしている2人を見上げながら反論するけど全っく効いていない
周りのみんながでかすぎるんだよ、巨人だよ巨人と内心毒づいていると
石川「あー！！マサさん！ヤマさん！何してんの！！」
これまた大きな人がこっちに走ってくる
石川「ぁ………俺……石川祐希っていいます」
大きな身長から似ても似つかない小さな声が聞こえてくる
え？さっき普通に声出てたよね？
身長差もあってよく聞こえなくて近づくと、近づいた分だけ後ずさる彼
ムッとしてジリジリと近づこうとしていると
柳田「2人とも何やってんの笑 特に祐希笑」
山内「Aさん、祐希がごめんね笑」
2人に何やってんだよ、お前笑 と小突かれている石川さんを見ていると、ふと目が合う
その瞬間あたふたとしだす彼に笑ってしまう
A「んふふ笑 初めましてAAといいます よろしくお願いします」
石川「ょ、よろしくお願いします」
身長も高くて体も大きいのに返ってきた言葉の音量は小さいんだなと面白くなって1人で笑っていると
紗理奈「Aーー！」
薄情にも私を置いて行った紗理ちゃんが呼ぶ声が聞こえてくる
A「すみません、呼ばれてるんで行きますね 一緒に話してくれてありがとうございました！」
お礼を言って、少しは仲良くなれたのかな？と思いながら紗理ちゃんの元へ向う
柳田「…間近でみるAさんの笑顔の破壊力舐めてた」
山内「いや、ほんとあれは可愛すぎるでしょ お前はどうなの祐希って……お前顔赤すぎじゃない？？」
真っ赤にした顔を両手で覆っている俺より少し大きい後輩の背中を叩いてやりながら、これは面白いことになりそうだなと山内と顔を見合わせる
懇親会がお開きになり同部屋の祐希と部屋にいるんだけど、なにやら1人でブツブツと反省会をしている
柳田「おい、祐希」
石川「なんでちゃんと挨拶もできないんだよ俺 ヘタレかよブツブツ…」
柳田「はぁ…… おい！祐希！」
石川「……！！マサさん…」
ため息をついて少し大きな声を出せばやっとこっちに気づく
どんだけ反省してんだよ笑
少しだけ呆れているとあれだけうるさかったのが一気に静かになる
柳田「祐希？今度はどうした？」
あまりにいきなり静かになった祐希に少しだけ心配していると、手元のスマホに大きなテディベアに埋もれながら寝ているAさんの写真がみえる
古賀さんがSNSにあげたんだなと1人納得していると
石川「っっっ何っこれ！！ゃばい！…かわいすぎる」
やっと微動だにしなかった祐希が今度は悶だす
ほんと固まったり、悶たり忙しいやつだな笑
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な(プロフ) - コメントありがとうございます！忙しくて更新できてないですが頑張って更新していこうと思います とっても励みになります(*˘︶˘*).｡.:*♡ (12月28日 20時) (
レス) id: a30c48fe6a (このIDを非表示/違反報告)
えにゃん(プロフ) - 何回も見るほど好きな小説です！！更新楽しみに待ってます(｡•ㅅ•｡)♡ (12月21日 15時) (レス) id: e67d1365d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2023年10月28日 20時
