５８ 事件解決 ページ13
爪は綺麗なのになんで主が疑われたんだ。と文句を垂れ流す加州に、審神者と燭台切は苦笑いをした。
「それにさ、Aお姉さんのだと思われてた肩掛けって、お姉さんのだよね？」
「違っ…私はあんな派手なの着ないわ！」
「ふぅん…でもさ、お姉さんのドレスとあの肩掛け……同じブランドだよね？Aお姉さんのドレスからして、あの色は合わないし靴も同じブランドを着ているのなら、肩掛けも合わせると思わない？」
ぐぅのねも出ない栗山は、唇を噛み締めて言い訳を必死で考えていた。
一方のAはコナンが平常運転に戻り、安慮のため息をつくと共に栗山の阿呆さ加減にうんざりしていた。
あれだけでよくバレないと思ったな。と軽蔑の目線を彼女に送っていた。
追い討ちをかけるように、鑑識からマニキュアの結果が発表された。
結果は99.9%一致。
「違う！私は犯人じゃない！！」
「じゃあなんで、点灯した直後に彼が撃たれて死んだってすぐに分かったの？」
「そ、それは…」
「…署で詳しく聞かせて頂けますね？」
口篭った彼女に高木刑事が手錠をかけようとすると、彼女は小さく話が違う。と零した。
それを審神者は聞き逃さなかった。
これでは、警視庁で遡行軍の事を漏らされてしまう。それだけは避けなければいけない。
審神者は他の人に不審がられぬように、「消」と書かれた小さな式を飛ばした。
その式は彼女の後頭部に張り付くと、透けて見えなくなった。
これで、彼女の記憶から遡行軍に関することは消えたはず。とAは思いながら胸をなで下ろした。
警部たちは、Aに謝罪と共に頭を下げると彼女を連行して帰っていった。
「無事解決しましたね。」
「ですが、このままパーティを続ける訳にもいきません。」
今パーティ主催である渡辺は、解散すことを提案したが他の主要メンバーも参戦であった。
「A様、今回お話頂いた事は今後のために役立ててみせます。」
『はい、期待しています。』
Aは、彼らに頭を下げて加州と燭台切を連れて帰路についた。
それを見た、山姥切たちも彼女に付いて行った。
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こんにちは、作者朧月です。
内容が短くて申し訳ないです(^^;)
今作品はあくまでも審神者中心の話なので、コナンの推理及び複雑な事件を簡単に描くのはご容赦下さい。
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あごしわ - コナンって光合成みたいに推理しなきゃ逝っちゃう呪いでもかかってるんじゃないかなって思う時がある。 (2020年1月1日 3時) (
レス) id: d41c4bfd58 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - 式さん» その案名案ですね！！そうします！！暖かいコメントもありがとうございます(´∇｀) (2018年8月7日 8時) (レス) id: 270593a483 (このIDを非表示/違反報告)
黒桜 亜琉麻(プロフ) - 上でお願い申し上げます！ (2018年8月7日 2時) (レス) id: e742954296 (このIDを非表示/違反報告)
璃奈 - 上でよろしくお願いします。 (2018年8月6日 22時) (レス) id: 9d081775ee (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 上で、式さんのような感じがいいです。続き楽しみにしてます (2018年8月6日 14時) (レス) id: 01a97476ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朧月 | 作者ホームページ：http://fblg.jp/510814/
作成日時：2018年5月5日 21時
