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19 接触成功 ページ21

コナンside

ポアロで夕飯を食べた後から色々と考えた。

彼女は多数の人間から主と呼ばれている。
あくまで弟で最近の流行りだと言っていたが…その後に合流した他の二人もそう呼んでいた。

彼らの見た目から考えてどう見ても彼女よりも年上だ。なのに主と呼ぶのは何故だろう?
本当に彼らは主従関係なのだろうか…そうなると組織図が気になる。

だが、どんな組織図でも上の人間をそう呼ぶだろうか…上司に対しては呼ばない…なら、答えは一つ。


『何らかの組織の長…』


ポツリと出した言葉に嫌に納得がいく。

その線でいくと、彼女は何の組織なんだ?
あの年で長となると相当危ない人物なんじゃ…

その時、一瞬黒ずくめの組織が頭をよぎる。

彼女は片目を隠していた…まさかRUM?
いやいや、仮に彼女がRUMだとしても主とは呼ばれないだろうし…それは無いな。

けれど、これだけは言える。
彼女には何かある。

それを明日に解明してみせる!

_____
__

翌日、開店と同時にポアロに行けば梓さんと安室さんは驚いた顔をしたが、潔くカウンター席に通してくれた。

俺はアイスコーヒーを頼んで、安室さんに俺の考えを話すと、安室さんも同じ事を思ったようだった。

その当の本人の彼女はなかなか来ず、アイスコーヒーを半分以上飲み終えた時、お店の扉が開いた。


「いらっしゃいませ。」


安室さんが飛んでいった事からきっと、彼女が来たのだろう。ふと、入口の方を見れば彼女が立っていた。
けれど今日は一人のようで逆に聞きやすいと思っていた時、彼女の腕の鈴が勝手に鳴った。

思わず俺と安室さんはそれを凝視してしまう。


『…お金を払いに来ました。』

「本当に来てくれたんですね!」


笑顔安室さんに対して笑顔で返すAさん。


『…あの』

「はい、注文がお決まりで?」

『いやそうじゃなくて…お金だけ払いに来たので』


無理矢理席に通そうとする安室さんに、彼女は躊躇って後ずさりする。
すると、安室さんが目線で俺に助け舟を求めてくる。

やれやれと思いながら彼女の足にしがみついて、わざと上目遣いで訴える。


「僕、Aお姉さんとお話したいな!」


すると彼女は、嫌そうな顔をしたがすぐに作り笑いに変わり、いいよ。と言った。

その言葉に俺と安室さんは分かりやすく笑顔を向ければ、彼は素早くボックス席にお水を持ってきた。

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朧月(プロフ) - 名無しさん» 当時の私が設定で考えていた事は、この不死ノ少女が続編に行く前は、2017年生まれであっても現在の西暦は伏せていたためそのようにしました。なので、続編では初代がコナンに本当の歳を話して西暦は明らかになっています。 (2018年11月17日 12時) (レス) id: 061be1d3a8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 年齢不詳なのに生まれた年が2017年の設定なんですね (2018年11月16日 23時) (レス) id: 29bc82e604 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - かなみさん» 初めまして!ありがとうございます!!これからも楽しんでいただけるように頑張ります(^-^) (2018年5月3日 17時) (レス) id: 270593a483 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - ミッテさん» 大好きと言って頂きありがとうございます!そうですね、二人は何でもかんでも組織の人間って考えるのを直すべきですよね笑 (2018年5月3日 17時) (レス) id: 270593a483 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - 初めまして…このお話大好きです続きを楽しみにしてます。誤解が早く速やかに解けますように(笑) (2018年5月2日 15時) (レス) id: 48cf8ea98d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朧月 | 作者ホームページ:http://fblg.jp/510814/  
作成日時:2018年4月15日 23時

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