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二人が桜屋敷にやってきてから2年が経過し、カナエは無事に鬼殺隊員となり、しのぶは選別試験が迫っていた。
そして、Aが柱頭として就任した年でもある。
「師範、柱頭就任おめでとうございます」
『ありがとう、カナエ』
「今日は師範の好きな草団子を買ってきました！」
『それじゃあ、皆で食べようかしのぶ』
お茶を入れてきます！と嬉しそうに走って行ったしのぶの後ろ姿を眺めながら、カナエと縁側に座るA。
カナエの階級は庚。入隊してたった1年で上り詰めた事にAは大層驚いた。
「…師範はもう、継子をとらないのですか？」
『……そうだね。死ぬ姿をもう、見たくないんだよ』
カナエ達が屋敷にやってきた時、彼女の継子は5人いた。その後も、何人もいたのだが、不気味なくらい彼女の継子は必ず全員死ぬのだ。
呪われているかと思われるくらい。
隊士達は、桜柱の指導が悪いだの、桜柱が裏で殺しているだのと心無い噂を流した。
しかし、そんな噂を蹴飛ばすかのように桜柱は鬼達から、下弦殺しの桜の魔女と呼ばれるくらい下弦の頸を落とした。
そんな彼女を柱として尊敬し、継子にして欲しいと頭を下げる隊士は少なくなかった。
けれど、桜柱は頭を縦に振らなかった。
たとえ、階級が甲だろうと
たとえ、呼吸が似ていようと
たとえ、素質があったとしても
彼女は決して縦に振らなかった。
彼らは、カナエとしのぶという継子が居るではないか！と指をさし始めた。
姉妹も、自分たちという継子がいるなら他にとっても良いじゃないかと思い始めていた。
『二人は継子ではありません。ただの弟子です』
冷たい桜柱の声に、姉妹を含めた隊士達はどよめいた。
これで落ち着くと思いきや、今度は弟子にして欲しいと頼み込む隊士が後を経たなくなった。
仕方がないと数人とったはいいが、やはり不気味に弟子たちは死んだ。
その光景を見た桜柱は、決まって言うのだ『…弟子でもダメなのか』と。
泣きそうな表情を浮かべた彼女は、胡蝶姉妹を力強く抱きしめる。
『二人は絶対に死なせない』
その言葉に、カナエとしのぶは確かに違和感を感じた。
けれど、言ってしまったら師範が離れてしまう気がして、言えないのだ。
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ゆり - え！待って、私も桜柱なんだけど❗しかも、桜の呼吸一緒です (2021年11月11日 20時) (
レス) @page1 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
＊舞夜＊(プロフ) - 面白かったです！ �，任�願いします！！ (2021年10月4日 18時) (レス) @page49 id: a571a62cd6 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - 安仙任さん» こちらこそ、引き続き読んでいただきありがとうございます！ (2021年1月7日 15時) (レス) id: 2c921dc331 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - 続きを書いてくれてありがとうございます。これからも応援しています！私は�，�いいです！ (2021年1月7日 13時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
蕨 - �，任茲蹐靴�お願いします (2021年1月7日 11時) (レス) id: e40d74d461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朧月 | 作者ホームページ：http://fblg.jp/510814/
作成日時：2020年4月7日 16時
