170 世界の理 ページ41
『なら…なら！さっき君は私に死んでくれと言った！もし、不老不死が真実ならその言葉は矛盾している…！』
「ああ、そうだな。仮にそれが
『どういう…こと』
「不老不死ってのは、とどのつまり肉体だけの話。精神…つまり魂は老化するんだよ。」
今でも、外に出て走り回って遊びたいって思うか？
確信をつく様な陸也の言葉が彼女の頭の中で響いた。
確かに、時が過ぎると共に心は成長している。
今ではもう走り回ったり、外で遊んだりなんて事やりたいとは思わない。
その事実にAは乾いた笑いを浮かべた。
『ああ…確かにそうね。君が死んで欲しいのは、私の魂か…。』
「そういうこと。」
『なぜ？』
「逆に、なぜ俺らが不老不死になったと思う？」
『君は人間じゃない。私は天照大神の加護。理由なんてこんな程度じゃない？』
「違う。」
根本は違うと彼は主張する。
「俺の理由は合っている。けど、お前は違う。」
『…じゃあ、なんだっていうの？』
「あの時…お前は天照大神と入れ替わった。その時、かの神は言ってしまったんだよ。俺が
『…っ…まさか』
「そう、お前を不老不死にしたのは、天照大神だ。」
神というのは嘘を言ってはいけない。
人は神を信じ、讃え、願いを捧げる。
とても清らかな存在なのだ。
それ故に、黒に染まりやすい。
少しでも己を汚せば、地へ落ちる。神堕ちだ。
天から落ちた神は妖となる。それは忌むべき存在。
よって、神は絶対に虚言を吐かない。
それを知っているAだからこそ、驚いた。
それと同時に疑問も生まれた。
『それがなぜ、私の魂を消滅させる事に繋がる！？』
吠えるAに、最後まで聞け。と手で静止をかける陸也。
「その事実を知った
『対？』
「そう。平たく言えば、世界の理の一部に組み込んだ。」
『…うそ…』
Aはガクッと膝から崩れ落ち、地面に手をついた。
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Aqours?(プロフ) - 素晴しい小説を有難う御座います。本当にストーリーの構成やキャラクターの発言において全て読みやすいうえに解釈一致でした…改めて素晴しい作品を有難う御座いました。 (5月1日 3時) (
レス) id: f32673621d (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいましたw素晴らしい小説を作っていただきありがとうございます！！！！ (2022年12月20日 12時) (レス) @page48 id: 3ad15612f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪モチ(プロフ) - 1話から一気読みして来ました！ホントに面白くて時間をいつの間にか忘れるほどでした(笑)このような素晴らしい小説を作っていただき読まさていただきありがとうございます。完結おめでとうとございます！お疲れさまでした!! (2021年12月1日 19時) (レス) @page48 id: 920125ce92 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - こんばんは☆初めましてm(_ _)m刀剣乱舞アニメやゲーム大好きでコナンとのコラボ短編を含め全て読ませて頂きました（＾ν＾）ただ全体的に所々ではありますが誤字脱字が御座いましたので^^;御報告させて頂きますね。それではこれからも応援しております( ´ ▽ ` ) (2020年2月22日 19時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - 雪羅さん» 雪羅さんお久しぶりです！いつも暖かいコメントありがとうございます。中々更新できませんが、これからもよろしくお願いします。更新頑張ります(^-^) (2019年8月21日 20時) (レス) id: 061be1d3a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朧月 | 作者ホームページ：http://fblg.jp/510814/
作成日時：2018年9月29日 22時
