Ep.200_役割�� ページ6
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ｳｿｸ「センターを決める前に、決めたいことがあるんだけど」
リーダになったウソクヒョンがAヒョンの方を見る。Aヒョンも視線を感じてウソクヒョンの方を見るのでしばらくふたりとも目を合わせていた。
何が何だか分からないが、僕達はハラハラしながらその様子を見ていた。
ｳｿｸ「ボーカルポジションは編曲しなきゃでしょ？ ……A、編曲出来るよね？ 」
A「出来ないわけではないですけど……」
ｳｿｸ「Aにやってほしいんだけど」
A「……ウソギヒョンだって編曲出来ますよね？ リーダーのウソギヒョンがやるべきかと」
緊張した面持ちでAヒョンが返答する。
そういえばふたりのプロフィールにはどちらも特技や趣味に作詞作曲や編曲があった記憶がある。僕は全く分からない分野なので凄いと思う。
ｳｿｸ「……俺、Aが練習の合間に曲作ってるの知ってるんだけど」
A「はっ！？ ……どうしてそれを」
ｳｿｸ「あ、やっぱりそうなんだ」
ウソクヒョンが笑みを浮かべる。Aヒョンは「かまかけてたんですか！？」と恥ずかしそうに顔を赤らめた。
ｳｿｸ「確信は無くてさ。練習合間にやるしてはかなり悩んでたから不思議だった」
A「……趣味でやってるわけではないので」
Aヒョンが息をつく。
じゃあ何のために？、意味が分からなくて僕達は首を傾げたが、ウソクヒョンとビョンチャンヒョンは"あの時のあれはそれだったのか"と何か解決したような顔を合わせていた。
ｳｿｸ「確かにリーダーの俺がやるっていうのも一理ある。でも、日本人のAなら俺達と違った感性でよりいい曲になると思う」
A「逆もあり得るでしょう？」
ｳｿｸ「それはないよ、絶対に」
A「……その確信はどこから来てるんですか」
呆れたようにAヒョンは乾いた笑いを零した。
ｳｿｸ「A、負担に思わないで。何かあったら俺も協力するから」
ウソクヒョンがもう一度Aヒョンの顔を見つめる。Aヒョンもしばらく同じ様にウソクヒョンの目を見ていたが、観念したのか大きなため息を吐いてからと頷いた。
A「分かりました。私が編曲やります」
ｳｿｸ「うん、ありがとう。よろしく」
ﾋﾞｮﾝﾁｬﾝ「やった！ 僕もいるから安心して！」
A「うーん、ビョンチャニは頼りにならないなあ」
そう言いながらも、Aヒョンはほっとしたような笑顔を浮かべていた。
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カナル式(プロフ) - 弟丸。さん» コメントありがとうございます。更新待っていただき有難いです。これからもよろしくお願いします(*^^*) (2021年2月26日 20時) (
レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
弟丸。(プロフ) - 久しぶりの更新とてもうれしいです！続編も楽しみにしています^^ (2021年2月26日 13時) (レス) id: 6fd7fc297b (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - 菜の花のからしあえさん» 返信遅れて申し訳ありません> < ありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2021年2月26日 1時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
菜の花のからしあえ(プロフ) - すごく面白いです！続き待ってます！更新頑張ってください！！ (2020年12月29日 10時) (レス) id: eb3cbc1812 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - 鷹の翼さん» コメントありがとうございます！ 本当に嬉しいです。更新頑張るのでこれからもよろしくお願いいたします(^ ^) (2020年8月8日 9時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナル式 | 作成日時：2020年7月12日 0時
