Ep.195_ポジション�� ページ1
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5位、第1回順位発表式の順位が記されたゼッケンを付けて部屋に入る。101人いた練習生が今はもう61人に減っていて、少し寂しく感じた。そんな気持ちを誤魔化すように隣にいるウソクヒョンに「これってポジション評価の曲決めですかね？」と話しかける。
ｳｿｸ「多分ね。Aはやっぱりボーカル？」
「うーん、ダンスもいいかなって……。かっこいい曲多そうですし」
ｳｿｸ「ああ、確かに。じゃあラップは？」
「いや、ラップは……」
そこまで言って言葉が詰まる。少し考えた後、「ラップは専門外ですから」と目を伏せる。
「ラップもそつなくこなしそうなのにね」と疑う様子の無いウソクヒョンに、「その期待はどこからきてるんですか」と乾いた笑いが出た。
ｳｿｸ「まあ、Aがダンスならボーカル1位狙いやすそうだからその方がいいかも。ライバル減ってラッキー？」
「もう、何言ってるんですか」
ｳｿｸ「はは、冗談だよ。むしろちょっと残念かも。
……今度は勝ってやろうって思ったのになあ。Aにはいつも負けてるから」
思わず首を傾げる。
ウソギヒョンがいつも私に負けてる？、疑問に思いながら「ウソギヒョンは4位じゃないですか」と返した。そんな私を見て、ウソギヒョンは小さくため息を吐いた。
ｳｿｸ「たった100票差で勝ったなんて思えないよ。特典が無ければ入れ替わってたんだから」
「でも、ウソギヒョンの方が上にいるのは事実ですよ？」
ｳｿｸ「確かにそうだけど。でも俺が言いたいのはそうじゃなくて……」
ウソクヒョンは何かを言おうとしたが、それはドンウク代表の登場で阻まれた。ウソクヒョンは代表を横目に小さく息を吐いた後、「やっぱりいい。忘れて」と首を振った。
(……ウソギヒョン、怒ってる？ 私、何か気に触ること言ったかな？)
でも私は当然のことを言っただけだ。
不満げなウソクヒョンを不思議に思いながらも私は頷いた。
ﾄﾞﾝｳｸ代表「国民プロデューサーによる投票の結果、101人中61人が残留し挑戦を続けることになりました」
重い空気だった私達を無視するように、練習生のみんなが拍手する。
ﾄﾞﾝｳｸ代表「初回の順位発表式での票数と順位はリセットされ、全員同じ位置からスタートします。もちろん11人目のメンバーは累計票数で決まるので毎回最善を尽くしてください」
代表の言葉に返事をする。ぴりっとした緊張感が頬を掠めた。
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カナル式(プロフ) - 弟丸。さん» コメントありがとうございます。更新待っていただき有難いです。これからもよろしくお願いします(*^^*) (2021年2月26日 20時) (
レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
弟丸。(プロフ) - 久しぶりの更新とてもうれしいです！続編も楽しみにしています^^ (2021年2月26日 13時) (レス) id: 6fd7fc297b (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - 菜の花のからしあえさん» 返信遅れて申し訳ありません> < ありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2021年2月26日 1時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
菜の花のからしあえ(プロフ) - すごく面白いです！続き待ってます！更新頑張ってください！！ (2020年12月29日 10時) (レス) id: eb3cbc1812 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - 鷹の翼さん» コメントありがとうございます！ 本当に嬉しいです。更新頑張るのでこれからもよろしくお願いいたします(^ ^) (2020年8月8日 9時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナル式 | 作成日時：2020年7月12日 0時
