Ep.90_変化�� ページ42
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音楽が流れ始めたとき、不思議と頭はすっきりしていた。
「〜♪」
体も迷いもなくすっと動かせたし、歌も今まで以上に響いているような気がした。
(まるで別人みたい。私、こんなに出来たんだ)
歌とダンス、表情が合わさって、パズルがぴったりはまったときのような気持ち良さを感じる。
とにかく楽しくて、このままずっと踊っていたいとさえ思っていた。
(＿＿あれ？ もう終わったの？)
思わず何度も瞬きをする。
最後のガッツポーズの振りをして音楽が流れ終わると、息を整えるよりも前にそう思った。それだけ、あっという間の4分間だったのだ。
「……あの、どうでしたか？」
しんとしている部屋の中で、ソクフン先生に問いかける。
あんなに堂々パフォーマンスは出来たのにその声はまだ少しだけ上擦っていて、やっぱり先生に対しては緊張するなあ、と心の中で笑った。
(……どうしてずっと黙っているんだろう。
想像よりも良くなかった？ ミスがあった？ 私が分からなかっただけで、実は全然駄目だった？)
いつまでも何も発さずに俯いているソクフン先生を見て、やり切った満足感を占めていた心に段々と不安の感情が混じってくる。
ｿｸﾌﾝ先生「＿＿ふっ、はははは！」
「……え？」
私の不安を吹き飛ばすように突然、吹き出して笑い出すソクフン先生。その笑い声は静かな部屋に大きく響き渡っていた。
(どうして？ 夢？)
目を擦ってから一瞬だけ後ろを振り返ると、やっぱりみんなも同じように鳩を豆鉄砲をくらったような驚いた顔をしていた。
ｿｸﾌﾝ先生「あ〜、面白い。ふふっ、あはは……」
「せ、先生？」
(……あ、)
いつまでも笑っているソクフン先生に困惑していた頭に、ひとつの答えが浮かぶ。いやまさか、そんな訳ない、そう思いながらも口を開いた。
「もしかして、ドッキリ……わざと試してました？」
私が恐る恐る聞くと、ソクフン先生は嬉しそうに頷いた。
ｿｸﾌﾝ先生「よく分かったな。そう、ここに来たときからぜーんぶ計画していた事だ。
もちろん、ドンピョがAの名前をを出すことも見越してたし、誰かがジニョクみたく怒ることも想定内だった」
「え。じゃあ、驚いていたのも全部演技だったんですか」
ｿｸﾌﾝ先生「ああ、そうだ。こんなに上手くみんな引っかかってくれるなんてなあ」
俳優の才能があるかもな。
いたずらっぽくそう笑う姿を見て、更に困惑してしまった。
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カナル式(プロフ) - もっすさん» コメントありがとうございます。私もプエクとあんスタ好きな方に読んで頂いてとても嬉しいです！元からジヌくんは絡む予定があるので大丈夫ですよ〜！ちょっと先になってしまうかもですが楽しみにしていただけたら嬉しいです(^^*) (2020年1月28日 1時) (
レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
もっす(プロフ) - プデュとあんスタ好きな私得な小説をありがとうございます...！！ぜひ良かったら私の1pickのジヌくんと夢主君の絡みを見たいです！！すぐではなくていいのでいつかお願い致します...！ (2020年1月27日 23時) (レス) id: 13cf908321 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - rinrinさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！展開は遅いですが楽しみにして頂けると嬉しいです(*'▽'*) (2020年1月21日 22時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
rinrin - 最近読んだ小説の中で一番面白いです！更新楽しみに待ってます！ (2020年1月21日 0時) (レス) id: e3d225ddc4 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - たなかさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいです！展開は遅いですがこれからもよろしくお願いします(*^^*) (2020年1月9日 16時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナル式 | 作成日時：2019年12月15日 22時
