Rainbow Days２ (ページ18)

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緑ページ18

目が覚めるともう夜やった。

「あれ？まるとすばるくんは？」

安「あー、えっと用事があるとかで先帰ったで！」

「そうなんや。なんか、ごめんな？
寝てばっかやし…」

安「なぁおーくら？何があったん？1人で抱えんと、みんなで闘うって約束したやん…？」

「……ごめん………」

やすにはお見通しやったんやな、ほんま申し訳ない

安「おーくら…大丈夫やから、おーくらはなんも悪くないねんからもう謝らんで？無理に話さんでもええから、そばにいさせてな…」

涙目で手を握ってくるやす。

俺のわがままでメンバーを困らすなんてそんなことできないって思ってたけど、やすにはかなわん…

「あんな…おれ、、」

抗がん剤がこわいこと、
治療続ける意味がわからんこと、
毎日症状出るのがこわいこと、
もう帰りたいこと

たくさんのわがままを吐き出してしまった。

安「おーくら…ごめんな気づけんで…そうやんな、こわいにきまっとる、俺らでさえこわいねんからおーくらはもっとこわいよな。

でも我慢せんで、こうやっていつでも言いたいこと言うてええんやで…？

俺らもおーくらんこと信じてるから、おーくらももっと自分信じてみいひん？
十分頑張ってきたから、絶対大丈夫。おーくらなら絶対勝てるて！！な？」

泣きながらやすがかけてくれた言葉はすごく心強かった。
みんなも頑張ってくれとる。俺ももっと頑張らな。