深海の人魚 (ページ3)

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貴方｢ジョー！
マレフィセントおば様にお礼の手紙を書くから紙とペンを用意してちょうだい！｣

エイトフット｢はいはい、分かりました｣

私は急いで贈り物を部屋に持っていく

この部屋はたくさんのヴィランズマスター達に頂いた陸の贈り物

今では私の宝物

水晶を空いてるスペースにおいて部屋に戻ればジョーが紙とペンを用意してくれていた

貴方｢ありがとうジョー｣

エイトフット｢いいえ
じゃぁ、俺は仕事もどりますけど

陸には行かないように｣

貴方｢……はーい｣

渋々返事をして手紙を書く

手紙を書き終わると封蝋をする

貴方｢ジョー！
この手紙出してもらっていい？｣

ジョーの書斎に行けば資料に埋もれながら仕事をするジョー

エイトフット｢あー、置いといてください｣

貴方｢これ、全部あなたがやるの？｣

エイトフット｢そうですよ
全く…あなたのお母様はタコ使いが荒いみたいだ｣

貴方｢いいわ
私が手伝ってあげる｣

エイトフット｢いや、大丈夫ですから大人しく部屋にいてください｣

貴方｢陸を見に行ってもいいの？｣

エイトフット｢…はぁ…
できるんすか？
ちゃんと｣

貴方｢失礼しちゃうわね！
出来るわよ！｣

ジョーのディスクの資料を取って椅子に座る

一つ一つにサインをしていく

[人間になりたい

3日以内に運命の相手を探さなければ代償として魂を貰う]

あの人魚姫や私のように人間の世界に憧れる魚ってやっぱり居るのね

貴方｢…契約ねぇ…｣

エイトフット｢なんか言いました？｣

貴方｢あー、
ここはどうするのかなって｣

エイトフット｢ここは、こうです｣

貴方｢ありがとう！｣

私は契約なんてするまでもない

人間になる魔法も出来る

歩ける魔法も使える

でも、それを使う機会がない

1度陸に上がったことがあったけど、すぐジョーに見つかってただ地に足を付けただけ

その日はジョーにこっぴどく叱られたわ

そんな事を思っていると資料なんてあっという間

貴方｢終わったわ！｣

エイトフット｢ありがとうございます
おかげでもう終わりましたよ｣

資料を束にしてとんとんとするジョー

貴方｢終わったの？
なら、少しだけ水面を見に連れて行って？
そのお手紙出しに行くんでしょ？｣

エイトフット｢はぁ…
しょうがない｣

貴方｢やった！｣

ジョーがついている時は水面から顔を出す事だけ許された

まぁ、それもジョーが居る時だけだけど