♯ ran ページ47
名前を呼ぶと見つめてくるA。
『蘭っ、…』
目の前にしゃがみ込めば、タオルで巻かれた左手をゆっくりと外してやった。
「………」
外したタオルに皮一枚で引っ付いてる綺麗な薬指。お前が大事にしてきた物が、もう、元には戻らないって言われてるみたいだった。
『蘭…。お帰りっ…なさい。』
震える右手が俺の前に伸びて来て、ぶら下がる薬指が寂しそうにして、笑うAの指に自分の指を絡ませた。
「うん、ただいま。」
『鞄の中に…誓約書があるの。…車で書いたから…最後にマイキーに渡して？』
そう言えば目線は垂れ下がり痛々しいってより何かが吹っ切れたようにAは笑った。
最後ってのは命が消えるって事。
『蘭を…縛る物は……もう無いよ？』
�牋多瓦靴董��瓩辰堂兇虜源悗某┐譴觴蠅�震えてる。
いつだってAはそうだった。今だって、俺がお前を守りたいようにお前も俺を守ってくれて�猝燭坊劼�る�瓩澆燭い別多�に囚われてはこだわって
「俺の事、愛してた？…」
逃したのは俺のほうなのに…
今すぐにでも抱きしめてやりたいのに。
『蘭の事…愛してたよ。……だから…』
目を逸らす事もしないまま、真っ黒い瞳が俺を捕らえれば�爐い蕕覆き瓩伴笋靴修Δ望个Α�
『早く…しないとっ、けじめ…』
「マイキーが言ってたAの願いって、なに？」
『…私っ…は…、』
けじめなんてつけれるわけもなければ、願いなんて聞いたところで叶えられるはずもない。
『私を…殺してっ。』
あの時と同じ…
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薄暗い部屋で俺に跨りすすり泣くAの表情と重なって
誰の為に
俺はAを守って勝手に離れて
何の為に
Aが…
この一人の女が欲しくて堪らなかった。
「早くしろよ、蘭」
マイキーの言葉なんてどうでもいい。
「兄貴っ、ごめ…ん」
泣きそうな竜胆の声も
『蘭……早くっ！！』
組織なんて優先するほど俺は腐ってねぇの
だからさ…
「一緒に……幸せになろう、な？」
これが俺なりのけじめ。
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蒼空(プロフ) - うささん» こんばんは^_^感動してくれてありがとうございます‼︎嬉しいw最後の終わり方に迷いがあって…。感動って言葉に吹っ切れました‼︎ (4月9日 19時) (
レス) @page50 id: e2f5a100dd (このIDを非表示/違反報告)
うさ - めちゃくちゃ泣いてしまった…感動した（т-т） (4月2日 16時) (レス) @page50 id: 4170d6f2b7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - じろにゃん★さん» 本当に支えてくれてありがとうございます^_^無事完結しました！期待に添えてない結末に本当に申し訳ない…。次回作が出来たらまた、応援して下さい。本当にありがとうw (3月24日 22時) (レス) id: e2f5a100dd (このIDを非表示/違反報告)
じろにゃん★ - うぅ…せつないです（ ; ; ）更新待ってます。 (3月24日 20時) (レス) id: 55a6953e17 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - じろにゃん★さん» いつもありがとうございますw期待に応えられるかですが頑張ります^_^ (3月21日 19時) (レス) id: e2f5a100dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年6月11日 9時
