旦那の取り扱い説明書【灰谷蘭】 (ページ6)

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困った時はページ6

【拗ねる時は甘えましょう】

蘭「なぁー、聞いてる？人の話‼︎」

『聞いてるよ〜。何だった〜？』

蘭「聞いてねぇじゃん…」

『今、調べ物してんの‼︎！』

これがいけないわけですよ！
私の旦那様は不機嫌と言うか、なんて言うか…

私はね？今ひじょーに‼︎忙しいわけで、マイキーから頼まれた調べ物やら、一君から言われた経費精算やらでパソコンに夢中で…

『あのさ〜、あからさまにため息吐くのやめてくんない？』

蘭「はぁーっ、別に〜」

『聞いてるよ？何だったっけ？早く言って。』

途中で手を止めるのが大嫌いな私なんだけど、まぁー横で〝はぁはぁ〟ため息吐かれると気が散る

蘭「早く言えってなんだよ、それ…」

『明日までにしないといけないわけ‼︎わかるでしょ？』

蘭「…風呂入ってくる。」

ガタンって椅子から降りて〝仕事大事だもんなー〟って糞嫌味言われてシャワーの音が鳴る

『…拗ねた。……めんどくさーっ！』

嫌いとか不満はないよ？愛しかないわけで、蘭にしか興味は無いし。とか思いながら目の前のパソコンと睨めっこ‼︎

まぢ殺してやりたいw苦手な計算を押し付けてくる一君の顔を思い出しただけで殴ってやりたいw

カタカタって規則正しい音に集中してればｶﾞﾁｬﾝて音が鳴って

スタスタと私の前を横切るオーラは廃人…

でたー！拗ねモード‼︎しんどー、だるぅー。

『蘭〜？あのっ.』

蘭「…る……寝るっつってんの‼︎‼︎」

綺麗な顔をプイッとして、糞可愛いかよwと思う反面、まぁー…こんな時は不貞腐れて引きずるがオチ

寝室に行った蘭の後を追いかけて寝転びながらスマホ弄ってる蘭に跨れば

蘭「なに？…大好きな仕事は？」

『蘭ちゃん…イチャつきたいから手伝って？』

蘭「早く言えよ。りょーかいw」

【うちの旦那は甘えなければ拗ねる習性がある】

蘭「A〜終わったよ〜。」

『さすが蘭ちゃんwありがと♡』

ちょろいぜwうちの旦那様

蘭「かまって〜ねぇ、寝よ？」

『お風呂入るし‼︎離して〜‼︎』

蘭「甘えてきたの、お前でしょ♡」

甘えすぎるとそれ以上を求める習性もあります。

『お風呂〜‼︎‼︎‼︎』

蘭「うるせぇ、黙れ♡」