彼女の取り扱い説明書【灰谷蘭】

使用上のご注意 ページ10

【怒らせてしまった時は離れて下さい】


Aはあんま仕事中怒んないの
たまーに、たまに怒ったら…

まぁ…ヤバいw

今日は小さい組織潰すのに駆り出されていつもの
三途、竜胆、俺…んでAってわけ
相手はざっと数十人で余裕なわけで…

『ちょろくな〜い？春ちゃんと竜ちゃんだけでよくない？』

春「報酬金3桁だってよ〜お前引っ込んどけや」

『頭殺ったら50追加かな〜』
そんな陽気に話して可愛いのにやってる事は

竜「兄貴〜Aって…」

蘭「竜胆…それ以上言ったら殺されるw」

普通じゃねぇの笑

『皆ごめん‼︎私行くわ‼︎』
早々と周りの雑魚を片付けるAは頭の前に立ってﾆｺﾆｺ笑って手を振る
それがすげぇ悪魔みたいに怖いの


「女がいい気になりやがって…全裸で抱かれとけやブス‼︎」

『ん？…ブス？全裸で？えっ？意味わかんな〜い‼︎』

笑った顔は次第に引いてって俺でさえもこの表情になれば近寄れない…いや近寄ったらヤバイ

『女にブス？あんたより苦労してんだわ…傷作ったら金払って治してんのわかる？』

そう言いながら何発も聞こえる銃声に息が止まらない男は声にならないぐらい蹲ってる

竜「ありゃー…あれは痛いね笑」
春「うける〜w」

蘭「これは…一旦出た方がいいわ…」
俺がAの扱い方を知ってるからこそ言える言葉

３人で後退りしながら離れて行く

なんで？って？


『立ちなさいよ…え？…ﾊﾞﾝッ…聞こえなーい……ﾊﾞﾝﾊﾞﾝｯ……まぢ殺すよ？』

弾がいろんな方向に飛び交う程我を見失うから近寄れないわけw

頭はと言えば……


春「ありゃ〜死んだな笑」

竜「…うん笑……ﾋﾟﾝﾋｰﾙで踏まれても痛さわかんないね…笑」


蘭「今日……話かけない方がいいわ…」



春「A〜帰んぞ〜‼︎」

『………ﾊﾞﾝッ……なに？……あっごめん笑春ちゃんか笑』


三途の顔面すれすれの壁にぶち当たった弾

蘭「あーあ…だから言ったのに……」


俺の可愛い彼女はブチギレると我を見失う


春「あいつ…ヤベェ…」

蘭「A扱うのってﾃｸﾆｯｸいんだよ笑」


『みんな〜ヤバい‼︎頭死んでんじゃん‼︎…いつ？』


スイッチが入るとすぐ忘れんの
そんな所も可愛いw

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