もし奇跡が起きたなら

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山田side




山田「知念、大丈夫？」




ベルギーに行く当日。結局知念の体調は万全とまでには戻らなかったけど少し回復した




知念「うん。」




やっぱり1人は心細いのか空港で待っている間、昨日より顔色が優れない




山田「マネージャーに頼るんだよ？無理しないようにね？ちゃんとご飯も食べて、寂しかったらいつでも電話してきていいから」




口うるさいほど言ってしまうけどそれでも心配が絶えない




山田「放送見るから。松岡さんにも何かあったら頼りな？」




知念「わかったからちょっと静かにして」





山田「はい･･･」




『ブリュッセル行き13時30分発123便をご利用のお客様は保安検査場をお通りになり、4番搭乗口よりご搭乗ください』





知念が乗る飛行機のアナウンスがかかった




山田「じゃあね知念頑張って。無理しないようにね」




知念「うん。行ってきます」




山田「よろしくな」




マネ「はい。知念さんいきましょう」




もうスタイリストさんには話はしてあって協力してくれるとのこと





大人3人に連れられる知念を見ていると振り返って心配そうな顔をした知念





大丈夫だよと言う気持ちを込めて手を振ると小さく笑って歩き出した





何もないといいな･･･

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