第1章ー3 ヨコハマ ギャングスタア パラダヰス ページ5
谷「最初に中てた人に賞金が有るンでしたっけ。」
…因みにその賞金は誰が出すんだろうか。矢張り太宰くんかな。今度家賃に困ったらやってみよう。お金せびりにいこう。
太「そうなんだよね。誰も中てられなくて懸賞金が膨れ上がってる。」
国「俺は溢者の類だと思うがこいつは違うと云う。しかし、こんな奴が真面目な勤め人だった筈がない。」
そう、そうなんだよ、くにっきー。着眼点は良いのだけれど、溢者に比べればもうちょいまとも…でもないか。むしろ駄目なほうか。
敦「ちなみに懸賞金って如何ほど」
太「参加するかい?賞典は今…七十万だ。」
ガタッ
敦くんの目の色が変わった。流石金欠敦くん。完全に目が金マークになっている。
敦「中てたら貰える?本当に?」
太「自○主義者に二言は無いよ。」
敦「勤め人(サラリーマン)」
太「違う」
敦「研究職」
太「違う」
敦「工場労働者」
太「違う」
敦「作家」
太「違う」
敦「役者」
太「違うけど、役者は照れるね」
なるほど、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」作戦か。確かに此奴の前職中てるのにはそれくらいしなきゃ、中たる気もしない。
敦「うーんうーん」
国「だから本当は浪人か無宿人の類だろう?」
太「違うよ。この件で私は嘘など吐かない。うふふ、降参かな?じゃ、此処の払いは宜しく。ご馳走様〜」
そう云って太宰くんが席を立つ。まず彼は中った場合、お金を払えたのだろうか。最初から奢って貰う気満々だった気がする。
敦「あっ」
ピピピピ
誰かの携帯電話の着信音が鳴る。
谷「うン?」
ピッ
谷「ハイ…え。依頼ですか?……はい、…はい。わかりました。では。」
どうやら、依頼が入ったらしい。こんな所で呑気にお喋りしている場合ではなくなったようだ。すぐさまお開きとなり、皆は探偵社の方へ戻っていった。
夜「あ、そういえば私の前職…。まあいっか。私は今も昔も派遣社員だったし。」
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すみません。太宰さんの趣味の部分を自○とさせていただきました。そのまま書くとフラグをつけなきゃならんそうで…。
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石狩鍋@元ワカメ(プロフ) - 一夜さん» ありがとうございます!これからも精進してゆきます(笑) (2018年4月4日 22時) (レス) id: 7ed31bbe89 (このIDを非表示/違反報告)
一夜 - 好きです!この作品!最新頑張ってください!楽しみにしています! (2018年4月4日 22時) (レス) id: dce25d3fc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:石狩鍋@元ワカメ | 作成日時:2018年4月4日 22時