ねぇ、勝利くん！

砂糖多め？×勝利くん ページ31

あの、塩対応勝利くんが


ふたたび現れた。


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「ね、勝利。」



『何か用？』


『俺マンガ読んでるんだけど。』


私から1m離れてマンガを読む彼。



そうなんです。あの夜、

確かにこの塩対応勝利くんは


【俺の方がお前いないとダメみたい。】


って言ったんですけど………。




「ね、…私たち恋人ですよね？」


『そうなんじゃない？』



……………ひどい。ひどすぎる！


「もうちょっと、くっつこうとか思わないの？」



少し反抗したように言ってみると、


『何？(人1)は思ってんの？』


ほら。すぐ的をついてくる。


「なっ、///そんな…こと……//」



『じゃあ別にいいじゃん。』


といって、またマンガを読み始めた。



じゃあ…こ、これならどうだ！


「私、勝利がいないと…ダメなの。」

「だから……一緒にいて下さい！///」



すると彼は………




私でも分かる、すごく嬉しそうな笑顔で

【しょうがないな】

なんて言って、マンガを机においてすぐに

私を抱きしめてくれた。



彼の、柔らかい匂いに包まれる。


気づけば、【好き】なんて口走っていて。

自然と顔が赤らんだ。



彼にもその言葉は届いていて、

フフッと少し照れ臭そうに笑って


『知ってる…//』


って言ってくれた。








彼の塩対応を解くには、

【素直になること】

が大切なようです。


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