幼馴染×勝利くん-前編- ページ25
『お前のことなら、なんでも分かる。』
『ずっと…見てきたんだ。』
「え……？」
今日の涙は、もう恋色。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いつもと同じ時間に、玄関を開ける。
彼がその時間に家を出るから。
『(人1)ー！はよっ』
玄関を開けると隣から、少しはしゃいだような
声が聞こえた。
「ふぁ…あ、おはよ、///」
あくびを見られて少し恥ずかしい。
彼はわたしの幼馴染で、わたしの……
ずっと好きな人。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
勝利と一緒に登校し、同じ教室に入る。
〈ねぇ、(人1)ちょっといい？〉
クラスの、勝利を好きな女の子。
階段の下のスペースにまで連れられて、
〈あの、ね！勝利くんに【好き】って
伝えてほしいの…。〉
「え、…あ、わかった。それだけでいいの？」
思ってもないことを口走る私。
〈あ、よかったら、あの、これも…、〉
手渡された、ドットのメモ。
二つ折りで中には彼女の名前とメールアドレス
が書かれてあった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー
○帰り道○
マンションの、二人の家へとつなぐ
エレベーターの中で
「ねぇ、勝利。」
『ん？』
「クラスの、この子が勝利のこと好きなん
だって。」
勝利のほうを見らず、少しぶっきらぼうに
メモを渡した。
『へぇー、あ、あの子か！』
その言葉と同時に、エレベーターのドアが
家の階で開いた。
「…じゃあね！」
急いで走った。勝利が何か叫んだように
聞こえたけど、一度も振り向かずに
家のドアを閉めた。
本当は怖かった。勝利が、あの言葉の後
笑顔で【この子のこと、好きなんだよね。】
って言ってくるんじゃないか……って。
被害妄想って自分で思ってても、
怖かったんだ。
勝利に、【幼馴染】以上の存在が
できることが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
毎朝、学校に出る時間を君に合わせて
『(人1)ー！はよっ』
今日も【君】と一日を始める。
でも、君の言葉で、少し
いつものとは違う日になった。
「この子が勝利のこと好きなんだって。」
突然そんなことを言われた。
メモを渡してきた(人1)は少しぶっきらぼうで
………少し、怒ってる？
君の様子が気になってテキトーに返事をして
しまった。
エレベーターのドアが開いて、走り去る君に
『(人1)っ、待てよ！』
思いっきり叫んだ。
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恋々（サブアカ）(プロフ) - えっホントですか？！こちらはサブ垢なのであんまり更新してませんが‥嬉しいです！お互い頑張りましょうね( ´ω` ) (2015年1月2日 21時) (
レス) id: 692c9b11c9 (このIDを非表示/違反報告)
恋々（サブアカ）(プロフ) - わわわわ(*´艸｀*)この小説大好きです！更新頑張ってください！ (2015年1月1日 20時) (レス) id: 692c9b11c9 (このIDを非表示/違反報告)
雷 - 甘々お願いします! あと一緒にお風呂の続きをかいてほしいです* (2014年12月30日 7時) (レス) id: 3b20186936 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - Sっ気勝利くんの続編書いてください！ (2014年12月28日 22時) (レス) id: 622b3f2ecd (このIDを非表示/違反報告)
翔たん?(プロフ) - ヤンデレ勝利くん（死ネタ）を書いてください！ (2014年11月3日 21時) (レス) id: ea5f967800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほのこ
| 作成日時：2014年9月4日 21時
