ねぇ、勝利くん！

お兄ちゃん×勝利くん ページ23

「おにーちゃ、……」

『(人1)、……っ。』


冬の公園で、今日……二人は。

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『(人1)ー、朝だよー！』

お兄ちゃんの声で、今日も私は目覚める。


「……はぁーい、」


支度を済ませて玄関を出ると、


『ほら、早くしないと遅刻するぞ』


笑顔で、私に手招きをするお兄ちゃん。

そうやって、今日もお兄ちゃんと一緒に登校。



周りからは【ブラコン】なんて言われるけど、

ううん。それ以上の想い。




私達の関係は………恋人同士。


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『ねぇ、今日もデートして帰ろっか…///』

左手で照れたように、頭を掻く。



「うん…っ//」


私たち、兄妹はこうやって毎日ひと気のない

公園で手繋ぎデートしてる。



たまに、お休みの日に一緒に出掛けるけど

でも……制服でデートなんて堂々と出来ない。



だって、【兄妹】だから。





『ねぇ、(人1)ー、キス、しよっか。』


「うん、………っ、」


少し視界がボヤけた。



チュ、

『いつもありがとう、のキス』

チュ、

「ずっと愛してる、のキス」

チュ…、っ

『…っごめんね、のキス』


そう言うと、彼は……両手で私の頬を包み

深くキスをした。



っチュ、くちゅっ、……チュ。


『お別れ、のキス』



分かってた、こうやって…今日別れを

告げられること。



お兄ちゃんは嘘をつくとき、

左の耳の裏を触るんだ。



【今日で終わり】のデートだったんだ。


「うん。………っ、ふ」


今日だけは人目を気にせず抱きしめられた。




私の耳の横で聞こえた声も、涙声。


“僕たちは、これから………兄妹だよ”



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深く、私達の心から消えない夜は過ぎていく。


そして……………また朝を迎えて、





今日も、二人は仲良し【兄妹】。



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SZ乃木坂ラブさんリクエスト、
兄妹恋×勝利くんでした！リクエストありがとうございました(^^)

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