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私の言葉に、西谷先輩は不思議そうな顔をして言った。


「俺が信じてぇやつ信じちゃダメなのか?」


思わず、え、と小さい声が出た。
一番不安に思っていたことが、あっさりと解決して、面食らってしまう。


『だっ・・・て、心愛先輩の方が可愛いし、私心愛先輩に感じ悪いことめっちゃ言ったし、』


感じ悪いことを言ったのを後悔はしてないけど。

自分でも分からない言い訳をする私に、西谷先輩が眉間に皺を寄せた。


「お前の方が可愛い!つーか今それカンケーねぇだろ!」


西谷先輩が唐突に発した言葉に、思わず宇宙を背負った。
かわ・・・は?

5秒ほど考えていたが、未だに頭の中は?マークが並んでいる。

あれ、西谷先輩って可愛いとか言うの慣れてんの?ちょっと今そういうこと言わないで欲しいんだけど。私朝飯食ってないから脳内で難しい言葉(?)の処理出来ないよ?


その後も西谷先輩はなにかを話していたが、全く集中出来ないまま、呼ばれて練習に戻った。

そして昼。


『疲れた体に米が染みるわァ・・・』

「お茶いる?」

『いる』


私は昼飯を堪能していた。

いろいろ解決しないといけないことはあるが、まずは腹ごしらえだ。ほら、腹が減っては戦ができぬとかいうじゃん。

朝から何も食べてないんだから何か上手くいくわけないでしょ。てかマジでご飯が美味い。
烏野の綺麗な先輩のマネージャーさんがおにぎりいっぱいくれた。あの先輩大好き(チョロ)

まぁそれは置いといて。


『蓮はどうしたらいいと思う?』

「どうって・・・あぁ、西谷先輩に可愛いって言われた事件ね」


食堂に来る前、蓮に相談しておいた先程の件。
蓮は、少し考える素振りをして口を開いた。


「西谷先輩がそれをどういう意味で言ったのかはわかんないけど、まぁもし恋愛絡みだったんならOKかNOかは決めときなよね」

『そんなすぐ決めらんないでしょ。もし今日告われたらどうすんの?』

「言われる前提なんだ」


私の答えに、蓮が軽く笑いながらツッコミを入れた。

–––
この作品が無事音駒カラーになりました。いつも閲覧頂きありがとうございます。

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ナノハナ - めっちゃ面白いです!続き楽しみです! (2月17日 23時) (レス) @page37 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (9月6日 18時) (レス) @page29 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 初コメ失礼します!ホントどタイプ過ぎます!続き、楽しみ待ってます!更新頑張って下さい( *˙ω˙*)و (8月21日 20時) (レス) @page25 id: a09d72e675 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - え?好きすぎる!!続き待ってます!あっでも無理はしないでくださいね! (8月18日 0時) (レス) @page22 id: c76bf13f16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Wolf @ 元フェアリー | 作者ホームページ:http  
作成日時:2023年5月4日 21時

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