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それから何セットか4対4をした。
日向がフェイントを覚え、嬉しそうにしていた。
「そういえば、さ」
休憩中に、蓮が思い出した様に聞いてきた。
「Aってなんで第三体育館に来たの？部屋とか、食堂とか風呂とか･･･そういうのって反対側でしょ」
『あ、』
なんでだっけ。ミニゲーム楽しくて目的忘れてた。
暫く考えていると、ふと研磨が頭によぎった。
研磨･･･研磨･････････結衣先輩･･･
『･･･やっべ』
そういえば結衣先輩が危ないかもしれないから、クロ先輩にそのこと伝えに来たんだっけ･･･
隣に居る蓮は急に静かになった私を不思議に思ったのか、どした？と聞いてくる。
『ん〜･･････』
今言うか･･･？いやでもなぁ。今すごい楽しそうなのに水差すのもよくないと思うし･･･
私にしてはかなり悩んだ。
その結果、言うことにした。今言わないと多分、いや、絶対言うの忘れるだろうし。
『クロ先輩！お話があるんですが！』
取り敢えず人目がつかない所まで連れていく。木兎先輩に聞こえればきっと大騒ぎしかねないから。
クロ先輩には結衣先輩のことで何かあったら教えるって約束してたし、クロ先輩も知りたがってたから問題はないと思う。
それに尊敬してる結衣先輩が罵詈雑言の嵐を受けるのは、後輩としても好ましくないし、嫌だ。
わかっていたのに言わないであとから後悔するよりかは言った方が後悔なんかは少なくて済む。
クロ先輩に、心愛先輩が結衣先輩に"明日覚えてろ"と言っていたことを伝える。
「･･･マジかー･･･薄々気付いてはいたけどやっぱあのツインテの子そういう子？」
『まー･･･そうでしょうね。私と話したときも自分は応援担当だの、自分の応援は皆を元気にするパワーがあるだのなんだの、ほざいてましたから』
「ほざくって･･･川倉って中々に口悪いよネ」
川倉って呼んだ･･･今まで川倉ちゃんだったのに･･･(
『兎に角！明日ですよ。明日、結衣先輩に何かあるかもしれないんで、そこは要注意です。私は結衣先輩が絶望した顔なんて、絶ッ対見たくないのでお願いしますね』
「わかってる。そこは俺も一緒だ。
ところで、このこと女子バレーの仲間には伝えなくていいのかよ。仲間に罵られんのが一番辛いだろ」
クロ先輩が聞いてきた。
その問いかけに、私は自信満々の笑みで返す。
『女バレ舐めてます？断言します。
事前に言ってなくても、私達は結衣先輩を絶対に信じますよ』
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ナノハナ - めっちゃ面白いです！続き楽しみです！ (2月17日 23時) (
レス) @page37 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (9月6日 18時) (レス) @page29 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 初コメ失礼します！ホントどタイプ過ぎます！続き、楽しみ待ってます！更新頑張って下さい( *˙ω˙*)و (8月21日 20時) (レス) @page25 id: a09d72e675 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - え？好きすぎる！！続き待ってます！あっでも無理はしないでくださいね！ (8月18日 0時) (レス) @page22 id: c76bf13f16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Wolf @ 元フェアリー | 作者ホームページ：http
作成日時：2023年5月4日 21時
