室町にも天人が!! ページ8
え?今この犬?猫?なんて…ヘムヘムって言わなか…いやいや、有り得ない、きっと空耳…
「ヘムヘム!!」
!!?
やっぱり!ワンやニャーじゃなく、ヘムヘム!!!
なんだこれ!
「今までの天女様は皆レイワから来ていたのじゃが…」
犬でも猫でもないってことはじゃあ、うさぎ!?鳥!?象!??
まさか、コイツ天人か!!!
うん、よし、キリがないので天人ということにしておこう…
真顔のまま、1人でヘムヘムと鳴き声を上げたこの天人(仮)について考えていたため、かなり大事なことを学園長が言ったことを聞いていなかった。
『すみません、少し混乱してしまい、最初から説明をお願いできないでしょうか』
「そうじゃな、混乱するのも無理は無い。では、1番初めからお話をしよう」
「ヘム!」
その後、学園長からのながぁい、とてつもなく長ーーーい説明を受け、もう私の足は麻痺し始めていた。
まあ、この長い説明を簡単に言うと…
『未来から来た天女と名乗る16から18歳の女に、ここの生徒が妖術をかけられ好き放題されてきたということですね』
「簡単に言うとそうなるのう」
なるほど。
妖術をかけられた生徒は天女のことしか考えられなくなり、授業や実習、委員会にも行かなくなって四六時中天女の後ばかり追っていた。
また、この学園は一年から六年生までいて、天女は妖術で上級生を操り下級生に対してひどい仕打ちを与えていた。
『ふーん、じゃあ、天女かもしれない私をなぜここへ連れてくる必要があるのですか?』
学園にとって害しかない天女を自ら招き入れるなんて。
「本当はあまりこの学園には入れたくは無いのだが…事情があってな」
『事情?』
「前に、1度だけ天女を学園に入れなかったのじゃ。しかし、学園周辺で様々な災いが起こってな」
『天女の祟ってことですか?』
「そうじゃ」
それからは天女が来たら必ず六年生が迎えに行っているそう。
「天女様、貴方が元いた時代に帰れるまで学園で過ごしてもらうことになるのだが」
『それはありがたいです』
「ここで暮らす上で、あまり怪しい行動はしないy…
『怪しい行動ってこんなことですか?』
!!!!」
学園長の両端と座っている足元、ついでに天人(仮)の足元にもクナイをなげた。
ガタガタッ!!
すると、天井から黒い忍び装束を着た8人の忍びが私に手裏剣やクナイなどの武器を投げてきた。
ペロペロペロペロ舐めんじゃねぇえ→←タイムスリップかよぉぉお!?
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飴玉くん - 夢主ちゃんの設定と周りの接し方が好き過ぎる… (11月10日 6時) (レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ - どストライクな小説です❣️続き楽しみに待っています💓 (8月30日 14時) (レス) @page22 id: cd4be96e2f (このIDを非表示/違反報告)
EM - 更新頑張って下さい。 (8月26日 0時) (レス) @page20 id: 41f79f6239 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - みみさん» みみさん、コメントありがとうございます‼︎作品を評価してくださり本当に嬉しいです…!アカウントが変わっても、どうか応援お願いします♡" (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - スズメさん» スズメさん、コメントありがとうございます‼︎長らく更新できずに本当にごめんなさい…。これから頑張って更新していくので楽しみに待っていてくれたら嬉しいです☻* (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天泣 x他1人 | 作成日時:2022年12月21日 23時