既視感スゴすぎィィィィ ページ20
「ここが五・六年生用の訓練所よ」
『はぁ…』
「あら、どうしたのよAちゃん」
いえ、あの…案内してくれたのは有難いし、外で訓練させてくれるのも本当に有難いんですけど…
思い立ったら即行動タイプのシナ先生に急かされながら夕食を掻き込んで、遅くに風呂に入る上級生に見つからないために、屋根の上を跳んで裏山まで走ったから。
今にも夕食が口から出そうなんですよ…
『うぇ…気持ち悪…』
逆流してきたものを無理やり胃へと戻す。
勘弁して…私まで吐いたら、銀魂にゲロインが二人に増えるから。変態ストーカーの相棒がゲロイン2とか笑えない…
深呼吸して、胃の調子を整える。
「落ち着いたかしら?」
『はい、何とか』
「それじゃあ、はい」
狂ったように深呼吸を繰り返す私を横でひたすら待ってくれていたシナ先生が、本調子に戻ってきたのを確認してから私にあるものを渡してくれた。
『!これ…』
「ええ、貴方がここに来る時に持ってた忍び具」
渡されたものは二週間前の集会後、シナ先生に一時的に預かってもらっていた私の十数個の忍び具。
ここでの生活が快適すぎてすっかり忘れてた。
「クナイでも手裏剣でも好きな武器を使ってくれて構わないから、存分に体を動かして頂戴!
私はこの後くの一教室の子達のテストの採点があるから先に戻るけど、日の出前にはあの部屋に戻っておいてね」
『分かりました!ありがとうございます』
シナ先生が塀を登るのを見送ってから、最初にどの忍び具を使うかを選ぶ。
『無難にクナイと手裏剣にしとこ』
数ある忍び具から一番使い慣れているクナイと手裏剣を懐に仕舞い、多くのトラップが仕掛けられている訓練所へと足を向けた。
『よし!こんなに広い訓練所なんだから、日が出るまで存分に楽しんじゃお!』
な〜んて、久々の外での訓練だったから、気分が上がってハイスピードでトラップを作動させ、クナイで止めてを繰り返していたら。
『あれ…訓練所出ちゃった』
開始三時間ほどで五・六年生用の訓練所を制覇してしまった。
どうしよう、まだ日の出まで時間全然あるし、正直もうちょっと身体動かしたい。
『木登りでもしよっかな…』
近くの木を見上げながら、そんなことを考えていたら、
「へぇ〜…天女が
包帯ぐるぐる男と愉快な仲間たちが現れた。
否…既視感スゴすぎィィィィ!!!
でも雰囲気は似てる→←ハムカツにソースをビシャビシャかけるやつは信用するな
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飴玉くん - 夢主ちゃんの設定と周りの接し方が好き過ぎる… (11月10日 6時) (レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ - どストライクな小説です❣️続き楽しみに待っています💓 (8月30日 14時) (レス) @page22 id: cd4be96e2f (このIDを非表示/違反報告)
EM - 更新頑張って下さい。 (8月26日 0時) (レス) @page20 id: 41f79f6239 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - みみさん» みみさん、コメントありがとうございます‼︎作品を評価してくださり本当に嬉しいです…!アカウントが変わっても、どうか応援お願いします♡" (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - スズメさん» スズメさん、コメントありがとうございます‼︎長らく更新できずに本当にごめんなさい…。これから頑張って更新していくので楽しみに待っていてくれたら嬉しいです☻* (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天泣 x他1人 | 作成日時:2022年12月21日 23時