ハムカツにソースをビシャビシャかけるやつは信用するな ページ19
『あ"ーー、暇ぁぁぁあ…』
あの集会から1週間、風呂か便所以外自室から出て居ない。
つまり!
起きて食って、食って、間食とって、食って、その日の垢落として用足して、寝るというなんともグータラな生活を1週間も過ごしていたのだ!!!
くノ一として有るまじき行為だよ…
ここに来てから多分3キロは増えてるなぁ。
『流石に体動かそ』
自分の少し柔らかくなってしまった腹をフニフニと触りながら、煎餅を食べていた手を止める。
このままこの生活を続けてたら性別逆転した時の鬼の副長みたいになって、元の世界に戻った時くノ一として使いもんになんなくなっちゃうよ。
でも、あの時の土方さんはマジで面白かったな〜。写真撮っとくんだった…笑。
『よっと…』
寝っ転がっていた状態から立ち上がり、あの、なんて言うの?この部屋の上ら辺にある出っ張ってる木を掴んだ。
それを使って懸垂をしたり、逆立ちや腕立てなどこの8畳の部屋でできる限りのトレーニングを始めた。
が…
『物足んない…』
トレーニングを再開して1週間、つまりあの集会から2週間後、もうこの部屋でできることは全てやり尽くし、体も元通りになったが…
『あっちの世界では、毎晩始末屋として依頼こなしてたから、こんなトレーニングだけじゃ物足んないよー!』
「Aちゃん、夕食持ってきたわよ…あら?」
畳の上に寝っ転がると、若い方のシナ先生が食堂のおばちゃん特製のご飯を持って、来てくれた。
『シナ先生…』
「どうしたのよ、Aちゃん」
『実は…カクカクシカジカでして』
「なるほどね…」
こんな適当な言葉でも伝わっちゃうなんて、ギャグ漫画ってこうゆうとき便利だよね。
「うーーーーん、あ!そうだわ!!」
私の話を聞いた後、私の向かい側に座り、ずっと美しい顔を傾げながらなにか考え込んでいたシナ先生がいきなり、立ち上がった。
「Aちゃん、少し外で訓練してみない?」
『外?』
シナ先生の話によると、裏山の1部に五・六年生用の訓練所があるらしく、そこを使って訓練してみないか、ということらしい。
ちょっと、ていうかものすごく気になる!!!
行きたい!行きたい!!!けど…
『私はあんまり外には出ない方が…』
もし忍たまに出会ったら怖がらせてしまうし、特に下級生。
「大丈夫!だって、今からやれば誰とも会ったりしないわよ!!」
『今から…!?』
既視感スゴすぎィィィィ→←天女じゃない、化け物だ 仙蔵side
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飴玉くん - 夢主ちゃんの設定と周りの接し方が好き過ぎる… (11月10日 6時) (レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ - どストライクな小説です❣️続き楽しみに待っています💓 (8月30日 14時) (レス) @page22 id: cd4be96e2f (このIDを非表示/違反報告)
EM - 更新頑張って下さい。 (8月26日 0時) (レス) @page20 id: 41f79f6239 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - みみさん» みみさん、コメントありがとうございます‼︎作品を評価してくださり本当に嬉しいです…!アカウントが変わっても、どうか応援お願いします♡" (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - スズメさん» スズメさん、コメントありがとうございます‼︎長らく更新できずに本当にごめんなさい…。これから頑張って更新していくので楽しみに待っていてくれたら嬉しいです☻* (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天泣 x他1人 | 作成日時:2022年12月21日 23時