第一印象が良い奴にろくな奴は居ない ページ16
「天女、きり丸たちから離れろ！」
「下級生に近づくな!!」
きり丸たちに近づいた瞬間、全学年が戦闘態勢に入ったが、そんな事なんかどうでも良くて、私はきり丸の体にある傷から目が離せなかった。
なんなのこれ…
乱太郎やしんベヱの腕を見ると同じように包帯や治りかけの傷跡が見える。
どう考えてもこの歳の子が忍術の練習で着くような傷では無い。きっと、見えないだけで身体中にも傷があるだろう。
「な、なんですか…」
『その傷、前の天女にやられたの？』
「「「！」」」
もしくは天女に操られた上級生に…
「こ、れは…」
さっきよりも震え出す下級生、俯く上級生。
「お前には…関係ないだろっ！」
ああ、そうだ。
この子達にとって私の存在が怖いのは当たり前じゃない。
ある日突然違う時代から来たと言う見知らぬ女が現れて、今までの日常をあっという間に壊された。
それが何度も続いた。
怖くないわけない。
だって、私のことを何も知らないから。
人は無知なものが何よりも怖い。
なのに私は、自分が帰れることしか考えないで、この子達のことをなんも考えてなかった。
「「「ビクッ」」」
きり丸たち3人に視線を合わせるようにしゃがむ。
『忍たまの一年生君、初めまして。初芽Aです』
「は？」
まるで赤ん坊に話しかけるように柔らかい笑顔を作り、できる限りの優しい口調で話しかける。
『2月2日の水瓶座で血液型はO型。身長165cm、体重50kg。好きな物は黒ごまプリンで嫌いな物は依頼者からの無理難題。特技はピストルの玉をクナイで止めれること。昔は江戸幕府お抱えの御庭番衆という忍びをしてたけど、今は忍術教室からの腐れ縁、ドM変態ストーカーの猿飛あやめと共に始末屋をしている。それと後は…あ、年齢は20過ぎってことぐらいかな』
「何言ってんだよ…」
いきなり私が自分について話すことに混乱している忍たまたち。
『ひとつ、君たち忍たまに言いたいことがあるの』
そう言い優しく微笑みかけ、3人の視線に合わせてしゃがんでいた状態から立ち上がると、学園長とシナ先生以外が警戒を強める。
『私がこの学園でお世話になる上でひとつ、学園長から条件を出されました。それは、
"忍術学園の生徒に危害を加えない！"というものです』
「「「!!?」」」
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飴玉くん - 夢主ちゃんの設定と周りの接し方が好き過ぎる… (11月10日 6時) (
レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ - どストライクな小説です❣️続き楽しみに待っています💓 (8月30日 14時) (レス) @page22 id: cd4be96e2f (このIDを非表示/違反報告)
EM - 更新頑張って下さい。 (8月26日 0時) (レス) @page20 id: 41f79f6239 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - みみさん» みみさん、コメントありがとうございます‼︎作品を評価してくださり本当に嬉しいです…！アカウントが変わっても、どうか応援お願いします♡" (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - スズメさん» スズメさん、コメントありがとうございます‼︎長らく更新できずに本当にごめんなさい…。これから頑張って更新していくので楽しみに待っていてくれたら嬉しいです☻* (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天泣 x他1人 | 作成日時：2022年12月21日 23時
