8 ページ9
ASide
教「テスト返すぞー」
翌日、私はウキウキしながらテストの返却を待っていた。
満点かな？じゃなかったら悲しい。
教「A」
『はい』
教「頑張ったな。首席の降谷を抜いて一位の満点だ」
どこからともなく拍手がおきる。
そんな誇れるものじゃないですけどね。
いわゆるチートみたいなものだから。
席につくと、ひそひそと話し声が聞こえた。
「あいつ降谷達五人組と最近仲いいよな」
「勉強教えてもらってたのかな」
「なんかズルいよね」
そっか、端から見れば私が降谷零に漬け込んで成績を上げたように見えるのか。
実際は違うが、特に言い訳もなかったので反論することはなかった。
ただもやもやだけは消えなくて。
ぽーっとしたまま合気道の授業で相手をなぎ倒していく。
考えていなくても身体が覚えているから大丈夫。
「すげぇ、あいつ拳銃だけじゃなくて武道も強いのかよ」
「さすが降谷に漬け込んだ女ね」
うーん、なんだかな。
どうしたらみんなの誤解を解けるか考えていると、急に叫び声が響いた。
「A危ない！」
『えっ』
ドンッと何かがぶつかってくる。
咄嗟に受け身を取るが、そのまま倒れて連鎖のように他の人にぶつかる。
バランスを崩して床に強く頭をぶつけた。
『いっ………………』
ぐわん、と視界が曲がる。
だんたんと暗くなっていって、ついに何も見えなくなった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1056人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白ウサギ(プロフ) - 麗さん» 間違えだらけですみません、ご指摘ありがとうございます。修正しました。また何か誤字や不備がございましたがお手数をお掛けしますがお知らせください。 (2021年6月3日 9時) (
レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 27ページ angei 最後のスペル iではなくlだと思います (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 同じく19ページ 半眼出だし 出 は不要かなと思ったのですが勘違いでしたらすみません (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 19ページ メイク道化かして？ の 道化 は誤字ではないでしょうか？ (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 15ページ 萩原だけだった日が だったら ではないでしょうか？ (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白ウサギ x他1人 | 作成日時：2018年11月19日 0時
