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?「…………ろ、………起きろ、起きろA!」


『ふぁいっ!?』



耳元で怒鳴られて飛び起きる。


見慣れない景色が飛び込んできた。




?「全く、居眠りか?さっさと寮に戻りな」




声の方に目線を向けると、懐かしい服を来た人が立っていた。


警察学校の教官だ。


え、何で警察学校?


私、死んだんじゃ…………。




『あの、ここどこですか?』


教「どこって……警察学校だが」


『あの世じゃないですよね?』


教「…………頭がおかしくなったのか?」





そう顔をしかめて尋ねられる。


いえ、至って正常です。


いや、頭ぶち抜かれて正常とはいえないか。


落ち着いて辺りを見回すと、警察学校の教室だった。


壁にかけてある時計からして、すべての授業が終わった後のようだ。


姿を確認してみれば警察学校の制服を着ている。





教「教室閉めるぞ」


『い、今出ます!』



慌てて起き上がる。


その時、窓に映った自分の姿が目に入った。








『………………え?若返ってる………?』





その姿はまるで警察学校に入った時のような若さだった。

 


教「何をしている」


『っ、すみません!』




驚きを隠せないまま、教官の横を通り過ぎる。


そのまま走って寮へ向かった。


景色も部屋もあの頃と全く同じだ。


何で、どうなったの!?


ふと声が聞こえた。


聞き覚えのある、懐かしい声。





振り向いた瞬間、私は心臓を鷲掴みにされたような気分だった。









降谷零が、萩原研二が、松田陣平が、諸伏景光が、伊達航が、







仲良く会話しながら歩いていたのだ。






警察学校時代のあのまだ幼い姿で。

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白ウサギ(プロフ) - 麗さん» 間違えだらけですみません、ご指摘ありがとうございます。修正しました。また何か誤字や不備がございましたがお手数をお掛けしますがお知らせください。 (2021年6月3日 9時) (レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 27ページ angei 最後のスペル iではなくlだと思います (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 同じく19ページ 半眼出だし 出 は不要かなと思ったのですが勘違いでしたらすみません (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 19ページ メイク道化かして? の 道化 は誤字ではないでしょうか? (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 15ページ 萩原だけだった日が だったら ではないでしょうか? (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白ウサギ x他1人 | 作成日時:2018年11月19日 0時

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