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Aside
志保ちゃんが泣き止んだ頃、遠慮がちに病室の扉がノックされた。
そこにはスーツ姿の零と赤井さんがいた。
どうやら仕事帰りにそのままきたようだった。
FBIと公安は日本に拠点を置き、協力しながら組織の逃げた一員を探しているらしい。
赤井さんの手には花束が握られていた。
赤「目覚めたお祝いにと思ってね、ビショップ」
『ありがとう亡霊さん。綺麗ね』
赤「亡霊……?」
『死んだふりをして生き返ったから亡霊さん。私が勝手に呼んでるだけよ、気にしないで』
赤「おかしいな、ライとして会って以来なはずなのだが、どうやら君は多くのことを知っているみたいだな」
新「やっぱりそうだよね、一体Aさんって何者なの赤井さん」
赤「俺よりも降谷くんに聞きたまえ」
降「僕にも全く未知の存在だよ」
呆れたように零が首を振る。
随分と多くのことを知っているのよ。
あなた達が思っているよりもね。
志保ちゃんはしばらく考え込んだ後、コソッと私に尋ねた。
志「ねぇ、もしかして赤井さんとも仲が良かったの?」
『そうね。戦友と呼びあえるくらいには親しかったよ』
志「ふーん。Aさんと親しかったのに私たちは誰一人として覚えてないのね」
『そうだね』
志「夢だったんじゃない?一年もの間、眠っていた時にみた長い夢」
『夢じゃないよ』
はっきりとした声は予想以上に響き、
私のことについて男三人で話していた彼らもこちらを向いた。
志保ちゃんが意地悪そうな笑みを浮かべる。
志「そう言いきれる根拠は?」
『非現実的な体験と恋をしたことがあるあなたにならわかるでしょ』
志「まあね」
ふふん、と笑い合う私たちに新一くんが食ってかかる。
新「何二人だけでニヤニヤしてるんだよ」
志「さあ、何かしら」
『探偵オタクには一生わからないことよ。そうよね志保ちゃん』
志「ええそうね、Aさん」
新「……おめぇーら何気に俺の事馬鹿にしたか?」
『さぁ』
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あいか - どうしてくれるんですか〜!主様!私今、スマホの前でギャン泣きしてるんですよ!!最高過ぎます!!ほんと、神作品です! (2022年4月26日 21時) (レス) @page46 id: 899f48da7e (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 私はこの作品が好きです!!とても感動しました!心に響く名言が沢山あって凄かったです!!これからも応援してます!! (2022年4月4日 17時) (レス) @page46 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
白ウサギ(プロフ) - メープルさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。コメントが励みになってました。これからも番外編よろしくお願いします (2021年9月5日 22時) (レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
白ウサギ(プロフ) - のうん。さん» 応援ありがとうございます!番外編もぼちぼち更新していきます。よろしくお願いします! (2021年9月5日 22時) (レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
白ウサギ(プロフ) - かるーあ・みるくさん» ありがとうございます!長い間お付き合いください感謝でいっぱいです (2021年9月5日 22時) (レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白ウサギ | 作成日時:2021年6月24日 20時