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降谷side
ヒロから返してもらった愛車のアクセルを踏む。
高速道路を走らせる車の速度は制限を上回っていた。
警察たるものが法律を守れないでどうする。
いや、公安たるものが大切な人を守れないでどうする。
俺もついて行けばよかったのだ。
Aが俺の車の鍵を貸してと叫んだ時に、俺も一緒について行けば。
Aを一人にはしなかったのに。
降「………はぁ」
深呼吸をする。
焦ってもAは戻ってこない。
しかし焦る必要がある。
もしAに用がなくなれば、犯人の期待を削ぐようなことになれば、
明美さんと同じように即刻、処分が下されるのだろうから。
ようやくヒロがAを降ろしたという場所に到着する。
路肩に車を止めて、組織のアジトへ向かう小道を辿りながら道路を調べる。
持ってきたペンライトが照らした先には、Aの携帯が転がっていた。
それを拾い上げる。
降「真っ二つに折られてる……」
程なくしてタイヤ痕と、血痕を見つけた。
恐らくAのものだ。
あまり出血はしていないみたいだが、頭部を強打されたとなると脳への影響は大丈夫だろうか。
壊れた携帯の電源がつくことはなかった。
通話履歴を調べることもできない。
ただここにある事実、Aは背後から何者かに襲われ連れ去られた。
これだけの情報しか得られない。
降「いや……まだ何かきっと情報が……あるかもしれない」
そんな俺の淡い期待を裏切るように、自分の携帯に電話がかかってくる。
諸伏からだ。
降「もしもし、俺だ。何か掴めたか？」
諸「直接Aに関わるような情報は何も……。あるとすればA裕二が所有しているいくつかの建物の情報のみ」
降「そうか……こっちも収穫なしだ」
諸「望みは低いけど、松田と萩原の方に賭けるしかないかな」
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あいか - どうしてくれるんですか〜！主様！私今、スマホの前でギャン泣きしてるんですよ！！最高過ぎます！！ほんと、神作品です！ (2022年4月26日 21時) (
レス) @page46 id: 899f48da7e (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 私はこの作品が好きです！！とても感動しました！心に響く名言が沢山あって凄かったです！！これからも応援してます！！ (2022年4月4日 17時) (レス) @page46 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
白ウサギ(プロフ) - メープルさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。コメントが励みになってました。これからも番外編よろしくお願いします (2021年9月5日 22時) (レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
白ウサギ(プロフ) - のうん。さん» 応援ありがとうございます！番外編もぼちぼち更新していきます。よろしくお願いします！ (2021年9月5日 22時) (レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
白ウサギ(プロフ) - かるーあ・みるくさん» ありがとうございます！長い間お付き合いください感謝でいっぱいです (2021年9月5日 22時) (レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白ウサギ | 作成日時：2021年6月24日 20時
