弟のように思っていたのに押し_倒されるとか聞いてない【冨岡義勇】

最終話とか聞いてない ページ31

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私たちは恋仲になり、暫くして夫婦となった。

それは、柱やら何やら皆に瞬く間に広まった。
だから、











「やっと冨岡とくっついたらしいなァ。
ったく、歳上のくせに世話が焼けるぜェ」


「さねみんありがとう。さねみんも“弟”の玄弥くんとちゃんと仲良くしてね」


「余計なお世話だァ」









道端で祝福を受けたり、









「よォ、冨岡との夜はどうだ？アイツあんななよなよしてるけどちゃんとブツは反応してんだろうな」


「余計なお世話だっつーの。

………情事になるとドSに豹変すんのよ(小声)」









謎の冷やかしを受けるようになったりした。
まあ、最初の頃は照れてたけど最近は慣れた。









「義勇、ありがとう」

「？」

「あの時義勇が押し倒してくれなかったら
自分の思いにも気づけなかった。だから、ありがとう。これからも一緒に居てね」









私が微笑みながら言うと、義勇は口元に手を当てそっぽを向いた

義勇？

と言って顔を覗き込むと不意に接吻をされた









「あまり煽るな、抱きたくなる」

「はあっ！？」

「今夜、覚悟しておけよ」

「なんでよ！」

「嫌なのか？」

「………分かってるくせに」









私たちは鬼殺隊。


いつ死ぬのかは分からないけど。




命ある限り、お互いを想い合い尊重し
生きていこうと思う。









「A、愛してる」

「私もだよ、義勇。」








-fin-







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