弟のように思っていたのに押し_倒されるとか聞いてない【冨岡義勇】

聞いてないっつーの！ ページ27

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幸せな、夢を見ていた









Aが俺の屋敷へきて、看病する夢。
鈴を転がしたような声で俺の名前を呼び
必死に看病をする。




夢ならば多少我儘を言ってもいいだろうと思い
胡蝶を呼ぶ、と言ったAを引きとめた。




折角ならば二人でいたい。例えそれが夢であったとしても。









それから更に、
卵粥を作り食べさせられたり、
身体を拭かれたりした。


流石に身体に触れられた時には、たとえ夢でも
妙な気分になり戸惑った。




そして、極めつけには、夢だからと思い俺が
好きだと伝えると、私もだ。という返事が返ってきた。









都合のいい幻覚に過ぎないが、幸せだった。
覚めて欲しくないほどの夢だが
妙に現実味を帯びている気がする。








きっとそれも病のせいだろうが。









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新作です！
良かったら見てください！

人並みの幸せを願う 【冨岡義勇】

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