日々過ぎるその一瞬が ページ2
高校２年生。
その日、家に友達なんて呼んだことのなかった兄が、初めて友達を連れてきた。
正式には、私が帰った時にはいた。
｢お兄ちゃ…｣
兄の部屋を開けると数学のワークを広げるもうひとりの人物。
羽｢あ、お邪魔してます
じんぐ…あ、勇太くんと同じクラスの……｣
｢ど、ど、どうぞ｣
勇｢お前ら固くね？A、飲み物欲しい｣
｢…持ってくる、お菓子と一緒に｣
今日は、お兄ちゃんに勉強見てもらう日だったのにな。
私のこと忘れちゃったかな。
ああ、そんな事考えたらお兄ちゃんに嫌われちゃう。
飲み物とお菓子を持って再び兄の部屋に行く。
勇｢さんきゅ…って自分のは？｣
｢じぶんの？｣
勇｢勉強見てやるって言ったじゃん。
Aもおいで？｣
兄から、ちらりと兄の友達に視線を移すと、
何も言わずに、にこっと笑うその人。
無表情だと怖く見えるのは切れ長の目のせいだ。
笑えば人懐っこい人柄が目に浮かぶ。
お兄ちゃんと仲のいい人に悪い人はいないや。
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ゆい - ほのぼのするお話で、いつも癒されていました。大好きな作品です。またこの二人に会いたくなります。すてきな作品をありがとうございました。 (2017年2月16日 0時) (
レス) id: dbb4c799de (このIDを非表示/違反報告)
りみるく - いつ読んでもド平和でふわふわで大好きでした.。o○やっぱりリンリナさんの作品はツボです〜！ (2017年2月13日 22時) (レス) id: 86b0595696 (このIDを非表示/違反報告)
るな - だから全部ひらがなだったんですね〜素敵な作品でいつも楽しみにしてました。次の作品も楽しみにしています。 (2017年2月13日 22時) (レス) id: 7cbcbe8d8f (このIDを非表示/違反報告)
梨々子(プロフ) - 何度読んでもほっこりするお話ありがとうございました！またあむくんに会える日は来るのかなあ、なんて思いながら読み返してます。タイトルの工夫さすがです！もう本当癒しをありがとうございました！ (2017年2月13日 7時) (レス) id: e31652bfac (このIDを非表示/違反報告)
リンリナ(プロフ) - りみるくさん» その通りです！ (2017年2月10日 22時) (レス) id: ffc41f2afa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンリナ
| 作成日時：2017年1月22日 23時
