威張って ページ31
強烈な一撃が、鋭姫に叩き込まれる。
普通なら、あの攻撃を食らって無事なはずがない。
一発KOだろう。
普通なら、だが。
そこに鋭姫は、怪しげな笑みを浮かべてスッと立っていた。
ーーーーーーーーーーーー
「え、？なんで平気なの…？」
コルニの顔に浮かぶのは、恐怖と絶望。
「鋭姫の防御力を舐めてもらっちゃあ困る。
リーフィアその物の防御力はもちろんの事、鋭姫は常軌を脱した力を秘めている。鋭姫、リーフブレードで決めろ。」
『はい、分かりました。主。』
鋭姫の笑みは深くなり、額の刃は光る。
これだけ近くにいると、今から逃げることは不可能。
その事をやっと理解し、焦るゴーリキーを見て更に、鋭姫は笑う。
主は一撃で決めろ、と鋭姫に言った。
だから、一撃で決める。
そこには手加減なんていうものは存在しない。
鋭姫の自慢の一撃がゴーリキーを貫いた。
「ゴーリキー、戦闘不能！」
「お疲れ、ゴーリキー。」
優しげな顔をしてボールへと戻すコルニ。
「最後はこれよ！いけっ、ルチャブル！」
『ここでお前を倒して見せる！』
「鋭姫、まだいけるわよね？」
『当然、この程度でやられる私ではありません。』
「それもそうね。」
さてと、もう一働きして主に撫で撫でしてもらおうっと。
『さて、私の撫で撫での餌食になってもらおうかしら、貴方。』
『ここで俺は負けたりはしない！』
煩いってば、早く沈んでよ。
「よし、攻撃が高いポケモンにはこの技！
ルチャブル、威張るよ！」
威張る？そんな技が私に効くとでも？
笑ってしまうわね。
『おい、お前。』
『何かしら？』
何をいってくるのかしら。
『お前、嫌じゃないのか？』
は？
『あんなトレーナーなんぞにこき使われ、嫌じゃ無いのかよ？』
は？は？
『あんなただお前のような奴にニヤニヤしながら命令し、いとも簡単に相手を倒す。
自分は何にもしないくせして、天狗みたいな性格で。』
こいつは、何を言っている？
『お前がいなけりゃ何にもできないくせにね。ああ、お前がいなくなったら新しい代わりを探すのかな、お前の代わりを。』
ナニヲ、イッテイル。
『あんなやつ、タダのクソみたいなトレーナー。あんなのとは、関わりたくねえな。』
次の瞬間、ルチャブルは後方に吹き飛ばされた。
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りんりん - ポケモン好きです!しかもこういうものすごく好きです!続きが楽しみです!頑張ってください (2015年2月19日 20時) (
レス) id: 1f794fc8d4 (このIDを非表示/違反報告)
四夜(プロフ) - 嘘ツキデ偽善者ナ道化師さん» お久だね！更新はちょこまかやっていくから、時々読みに来てくれると嬉しいです♪ (2014年3月23日 23時) (レス) id: 052d738e23 (このIDを非表示/違反報告)
嘘ツキデ偽善者ナ道化師 - 四夜、お久しぶり(^∀^ﾉｼ 読んだら凄く面白かったよ！これからも更新ガンバ(^∀^Ь (2014年3月23日 8時) (レス) id: 88ed693743 (このIDを非表示/違反報告)
四夜(プロフ) - アリスさん» 有難うございます！頑張りますね。 (2014年3月22日 18時) (レス) id: 052d738e23 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 面白いデス。続きが気になりマス。 (2014年3月22日 17時) (レス) id: 46e25d4271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四夜 | 作成日時：2013年10月28日 19時
