バトル ページ13
「……痛い。」
なんかぶつかった。
コイツ、面白そうなんだけど面倒くさそう。
「ごめん！前見てなかった！」
「ちゃんと前を見なさいよ！割と本気で痛かったのよ！」
今のはサイホーンのとっしん並に痛かった。
だけど、コイツは痛くなさそう。
まあ、あのタワーから普通に飛び降りるくらいの精神の持ち主だから、痛くも痒くもないのだろう。
「…それで、そんなに慌ててどこへ行こうとした？」
「ああ！早くビオラさんに挑まなければ！」
ピュー
…なんなの。
「おおーい！サトシ！待ってよ〜！」
黄色い髪の少年と少女がその後を追いかけて行った。
「ね、貴方も一緒に来ない？」
金髪の少女が言った。
そのためにここまで来たんだから。
「ええ、行くわ。」
金髪の少女に手を引かれ、着いて行った。
「たーのもー！！」
ガンッ！
ここはジム。
つまり、さっき言ってたビオラさんとは、恐らくここのジムリーダー。
それでそんなに慌ててたのか。
あ、あれがビオラさんって人か。
「来たわね！サトシ君！」
「今度は負けませんよ！ビオラさん！」
今度は、って一回負けたのか。
そんなこんなあったけれど、バトルが始まるまでそんなに時間はかからなかった。
「バトル開始！」
「いけ！ピカチュウ！」
『頑張るぞ！』
「いけ！アメタマ！」
『また倒してあげるよ！』
両者、気合入ってるな。
あ、私がポケモンの言葉を理解出来るのは、私がポケモンだからだ。
私の仲間達も喋れる訳ではなく、私が意思を読み取ってるだけに過ぎない。
(私は修行を積んでいるので、喋らなくても意思が通じるのはあえて伏せておく。)
バトルに目をやると、サトシが苦戦していた。
もっと頭を使いなさい、サトシ。
あー、どうしよう。
久々のポケモンバトル、やろうかな。
「どう思う？」
《A様が望まれるのならば。》
ボール越しに伝わってくる波動に、苦笑する。
「まあ面白そうだから、やるか。」
「勝者、サトシ！」
どうやら、いいところを見逃したようだ。
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りんりん - ポケモン好きです!しかもこういうものすごく好きです!続きが楽しみです!頑張ってください (2015年2月19日 20時) (
レス) id: 1f794fc8d4 (このIDを非表示/違反報告)
四夜(プロフ) - 嘘ツキデ偽善者ナ道化師さん» お久だね！更新はちょこまかやっていくから、時々読みに来てくれると嬉しいです♪ (2014年3月23日 23時) (レス) id: 052d738e23 (このIDを非表示/違反報告)
嘘ツキデ偽善者ナ道化師 - 四夜、お久しぶり(^∀^ﾉｼ 読んだら凄く面白かったよ！これからも更新ガンバ(^∀^Ь (2014年3月23日 8時) (レス) id: 88ed693743 (このIDを非表示/違反報告)
四夜(プロフ) - アリスさん» 有難うございます！頑張りますね。 (2014年3月22日 18時) (レス) id: 052d738e23 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 面白いデス。続きが気になりマス。 (2014年3月22日 17時) (レス) id: 46e25d4271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四夜 | 作成日時：2013年10月28日 19時
