大嫌いな塊に一粒の好き／osmn ページ5
私の彼氏は途轍もない甘党だ
紅茶にいれる角砂糖の量は多いし毎日３時にはお菓子を食べている。
糖分なんて摂取しても何も良い事無いのにな。
『よくそんな甘い物食べるよね…』
「え〜美味しいめう。逆になんでAは甘いモン嫌いなん？」
『くどいし太るしお金かかる、デメリットしか無いもん』
疲れた時には甘い物なんて言うけど私はブラック珈琲で満足だ。
「甘いモン嫌いなんって人生の半分損してるめう〜」
『残りの半分は楽しめてるなら別に良いよ』
素っ気なく答えるがこれが私の本音である。それにニキビだって出来やすくなっちゃうもん。
「……Aにも好きになってもらいたいのに」
『多分一生好きになることないと思うから諦めて』
しれっと言うとマンちゃんはムスッとした顔になり、ケーキを食べるのを中断して立ち上がった。
流石に怒らせちゃったかなと不安になり、顔を逸らしてまた珈琲を啜る。
カップから顔を上げたらもうマンちゃんが隣に立って居て、私はマンちゃんの陰に隠れてしまった。
『マ、マンちゃん…怒らせたならあ…っ！？』
目を合わせようと見上げればいきなり後頭部を押さえられて口に舌を捻じ込まれた。
『んっ…！ふぁっ……っ』
入り込む舌を追い出そうと自身の舌で追い返せば器用に絡め取られて
気持ち良さと同時にケーキの甘ったるい味が薄く口の中に充満した。
それでもマンちゃんはキスを止めようとしなくて、寧ろ後頭部と腰をセットにして手を回され、私は身動きが取れなかった。
『っ……ぁ……』
数分くらい続いて頭が酸素の少なさにクラクラした頃、ようやくキスから解放された。お互いの舌には銀色の糸が繋がっていて、私はだらしなく涎まで垂らしていた。
「A…いやらしっ」
『だ、誰の…所為よっ…』
「んふふ、俺の所為しかないよな。でも、嫌じゃなかったやろ？」
ニヤリと妖艶な笑みを浮かべるマンちゃんの頭を叩く。調子乗んな変態紳士！意地でも良いかもなんて誰が言ってやるもんか。
『くど過ぎるわバーカ』
やっぱり甘い物は大嫌いだ。
くどい、太る、お金がかかる
……ドキドキするから。何一つ、良いことなんてあったりしない！
「そっか〜……じゃあ、もっと激しくしたろっか？夜のベッドの上で、」
『っ！！……もうマンちゃんに二度とお菓子買ってあげない！』
「謝るからそれだけは勘弁してくれめう〜！」
君は私を見ない／sorn→←ポメラニアンからのお近づき／sorn
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４６猫 - サチさん» 狂気山脈の動画見た瞬間にこれは書かなくちゃと思い書きました(笑)鬱シャオファンなら見ないと損ですよね！！ (2018年9月2日 14時) (
レス) id: 5195f6436a (このIDを非表示/違反報告)
サチ - すこ、狂気山脈まで！ (2018年8月28日 3時) (レス) id: 31e0349143 (このIDを非表示/違反報告)
４６猫 - ミーさん» 心優しいコメント、本当にありがとうございます！こういったコメントは励ましになるのでこれからも頑張ろうって気になれます。是非是非他のお話も楽しんでいただければ光栄です！ (2018年2月28日 10時) (レス) id: 2e15f71a6c (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - 内ゲバパロとても面白かったです!!これから他のお話も読ませて頂きます(*^-^*)応援しています♪ (2018年2月27日 18時) (携帯から) (レス) id: 750b1e0df3 (このIDを非表示/違反報告)
４６猫 - 硬いパンさん» こんな自分勝手な作者の作品を見てくださって本当にありがとうございます(/ _ ; )作者自身、パロディ物が大好きでいつかこういうのを書いてみたいなと思い実現させてみたんです！ (2017年11月13日 17時) (レス) id: 22100487fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：４６猫 | 作成日時：2017年5月7日 13時
