幸せのある痛み／knsm ページ36
だんだんと大きくなってきたお腹
それを見るだけで、幸せな気持ちになれるなんてすごい魔法だなと思った。
お腹を撫でて微笑んでいると、ガチャッと自宅の扉が開く音
どうやら最愛の人が帰ってきたようだ。
「ただいま〜。A、大丈夫やったか？」
薬指にお揃いのシルバーリングを付けた最愛の人
ネクタイを緩め、心配そうな顔をして私の隣に座った。
『大丈夫だよ。今日病院に行ってきたら、お医者さんに順調だって言われたよ』
「ホンマか？…なら良かった。ほれ、偉大なるお父さんが帰ってきたぞ〜」
『なにそれっ』
シッマも私のお腹を撫でて、嬉しそうに笑った。
私達はもうちょっとで、この子の母親と父親になるのだ。
ちなみに性別は男の子だともう分かっている。
『シッマ、もうすっかり風俗に行かなくなったよね。煙草も減ってきたし』
「アホか、子供おんのに風俗に行き続けたらヤバイやろ。煙草も害しか無いって分かってたしな」
『心無いシマのくせに〜』
「うっさい。それは動画上の話であって実際はあんねん」
隣にいるシッマからは、以前に比べて煙草の臭いがあまりしなくなっていた。
『あっ……』
「ん、どした？」
『赤ちゃん、今動いた』
「お、マジで！」
微かにだけど、お腹の中でなんらかの動きを感じとった。
『きっと、お父さんが撫でてくれてるから嬉しいんだよ』
「そうかそうか〜！まあ俺やからな！喜んでもらえて当然か！」
『テンション高いね、今日のシッマは』
もしシッマに犬耳が生えていたらまさしく今振っているだろう。
それくらい彼は喜びを表している。
「産まれたら一緒にゲームやってくれるやろうか。マイクラとかHoIも教えたいな」
『マイクラはいいとしてさすがに幼児の時から戦争の知識は教えないでよ？シッマみたいな変な子になっちゃ困っちゃうし…』
「せやなぁ……そんなことしたら早よ心までなくす……って誰が変な奴じゃ！！」
『君だよシッマ君』
「変な奴ちゃうし。変な奴やったらAのこともコイツのことも守られへんやろ」
急に真剣な顔になりだすシッマ
茶番からの唐突なこういう展開にいつも私はなれなく、ドキッとしてしまうのだ。
「俺は一生お前等のこと守る。だから、安心して産んでな？」
シッマは優しく笑って、私を安心させるように大きな腕で包み込み、誓うように優しいキスを唇にしてくれた。
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４６猫 - サチさん» 狂気山脈の動画見た瞬間にこれは書かなくちゃと思い書きました(笑)鬱シャオファンなら見ないと損ですよね！！ (2018年9月2日 14時) (
レス) id: 5195f6436a (このIDを非表示/違反報告)
サチ - すこ、狂気山脈まで！ (2018年8月28日 3時) (レス) id: 31e0349143 (このIDを非表示/違反報告)
４６猫 - ミーさん» 心優しいコメント、本当にありがとうございます！こういったコメントは励ましになるのでこれからも頑張ろうって気になれます。是非是非他のお話も楽しんでいただければ光栄です！ (2018年2月28日 10時) (レス) id: 2e15f71a6c (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - 内ゲバパロとても面白かったです!!これから他のお話も読ませて頂きます(*^-^*)応援しています♪ (2018年2月27日 18時) (携帯から) (レス) id: 750b1e0df3 (このIDを非表示/違反報告)
４６猫 - 硬いパンさん» こんな自分勝手な作者の作品を見てくださって本当にありがとうございます(/ _ ; )作者自身、パロディ物が大好きでいつかこういうのを書いてみたいなと思い実現させてみたんです！ (2017年11月13日 17時) (レス) id: 22100487fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：４６猫 | 作成日時：2017年5月7日 13時
